
最近、京都府長岡京市にある京都済生会病院で「済生会フェア」が開催され、多くの市民が参加しました
このイベントは、地域の健康を推進するためのもので、病院が主催しており、毎年恒例の行事として定着しています
2022年度に新しく移転した後、初めて実施されたこのフェアは、今回で3回目を迎えました
今回のフェアでは、医師による健康講座、音声ペンを使用したクイズ、さらには演劇など、さまざまな催し物が用意されていました
イベントには、地元企業や消防署、社会福祉協議会など、合計32団体が協力し、29のブースが設けられ、賑わいを見せました
特に印象に残ったのは、看護部が行った演劇です
テーマは「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」で、急に病気になった時の医療やケアについて、事前に話し合うことの重要性を伝えていました
登場人物から発せられる「死ぬことも自分で考えたい」というセリフは、自分らしく生きるために、元気な時から最期のことを考えておくことの大切さを教えてくれました
会場内では、防災に関するクイズも行われ、音声ペンを使って特殊な印刷を読み取ると、音声が流れる仕組みが用意されていました
また、医師や看護師の制服を着ることができたブースもあり、子どもたちにとっては楽しい体験となったことでしょう
健康づくりを促進するだけでなく、地域の絆を深めるこのようなイベントは、地元の人々にとっても大変意義深いものです
「ACP」とは、「アドバンス・ケア・プランニング」の略で、患者が将来の医療やケアについて、自分の意向をあらかじめ考え、医療関係者と話し合っておくことを指します。特に高齢者や重病の方にとっては、自分の希望や思いを尊重してもらうために重要です。京都でも高齢化が進んでおり、こういった取り組みがますます求められています。地域でのこのような話し合いが、皆の健康を守る基盤となります。
- ACPとは、あらかじめ自分の医療やケアに関する希望や意向を考え、周囲の人と話し合っておくことです。
- 健康講座とは、健康に関連する情報や知識を学ぶための講座のことです。
- 防災クイズとは、災害対策に関する知識を楽しく学ぶためのクイズです。
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