
京都府綾部市では、子どもたちが楽しく遊びながら学べる「サイエンスキャンプinあやべ」が開催されました
このイベントは、15日に北部産業創造センターで行われ、府内の小中学生15人が参加しました
子どもたちは、光るこま作りや超音波を使った実験などを通じて、科学技術の楽しさを体験しました
このサイエンスキャンプは、京都府と綾部市が主催し、産業人材の育成やものづくりのデジタル化を推進する取り組みの一環です
府立工業高校の生徒たちが開発した工作キットを使って、こまを作りました
基板を回転させると、発光ダイオード(LED)が光る仕組みです
小学生たちは、まず基板に付けるセンサー部品や、その動きについての説明を受けました
こま作りの過程では、はんだ付けを教わりながら、子どもたちはその技術を使って自分たちの作品を完成させました
部品を付けた基板の中央に糸を通して回すと、赤や青のLEDが光って回るので、まるで光の輪ができるようにも見えます
参加した西八田小学校6年生の児童(12歳)は、「こまが光るとワクワクした
また光る部品を使って工作をしたい」と笑顔で話しました
このような体験を通じて、子どもたちが興味を持ち続け、未来の科学者や技術者になってほしいと思います
こまは、回転することで発生する遠心力を利用して、光るLEDを点灯させます。この仕組みは、子どもたちが製作した特別な基板に取り付けられたセンサーによって実現されています。センサーの傾斜スイッチがこまが回ったときに反応し、光が発生するという技術が用いられています。子どもたちが自分で作り上げたこまが光る姿に驚き、楽しみながら学ぶことができる貴重な体験です。
- こまとは、円形の物体を糸や棒を使って回転させるおもちゃのことです。昔から日本の伝統的なおもちゃとして知られています。
- 発光ダイオード(LED)は、電気を流すことで光を発する小さな半導体素子のことです。省エネで長寿命の特性があり、様々な場面で使われています。
- はんだ付けとは、金属の部品を接合する技術のことで、溶かしたはんだという金属を使って繋げます。電子工作で頻繁に使用されるスキルです。
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