二条城二の丸御殿の障壁画は、後水尾天皇の行幸を前に、徳川将軍家によって寛永元年から寛永3年(1624〜1626)にかけて行われた大改修の際、狩野派の絵師たちによって描かれました
1982年には、御殿内の約3600面のうち1016面が重要文化財として指定され、貴重な文化遺産としての価値が認められています
元離宮二条城では、障壁画を恒久的に保存するため、1972年から二の丸御殿障壁画の模写を行っており、現在では式台、大広間、黒書院、白書院のほぼ全ての障壁画が模写され、原画は「二条城障壁画 展示収蔵館」で収蔵・展示公開されています
このたび、令和7年度の原画公開が開催されます
今年度のテーマは「シリーズ転調の花鳥」で、北東の部屋に描かれた障壁画に焦点を当てています
春期は《松鷹図》、夏期は《楓檜桃小禽図》、秋期は《菊図》《秋草扇面散図》、冬期は《雪中梅竹柳小禽図》《秋草図》がそれぞれ展示されます
1 会期
春期
タイトル:「将軍の鷹 ~〈大広間〉四の間~」
会期:令和7年4月24日(木)~6月22日(日)[60日間]
夏期
タイトル:「聳え立つ檜 ~〈遠侍〉勅使の間(下段)~」
会期:令和7年7月18日(金)~9月15日(月祝)[60日間]
秋期
タイトル:「〈黒書院〉の秋 ~〈黒書院〉四の間~」
会期:令和7年10月9日(木)~12月7日(日)[60日間]
冬期
タイトル:「御殿の奥の花鳥 ~〈白書院〉四の間・帳台の間~」
会期:令和7年12月23日(火)~令和8年2月23日(月祝)[60日間]
2 入館時間
午前9時から午後4時30分(閉館は午後4時45分)
※二条城の入城受付は、午後4時まで
3 会場
元離宮二条城内 二条城障壁画 展示収蔵館(京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地)
※二条城訪問には公共交通機関を利用してください
4 入館料
100円(未就学児は無料)
※別途入城料が必要です
市内に在住・在学の小中学生や、70歳以上の市民の方の入館料は免除されています
5 公開作品
〈大広間〉四の間障壁画《松鷹図》、〈遠侍〉勅使の間(下段)障壁画《楓檜桃小禽図》、〈黒書院〉四の間障壁画《菊図》《秋草扇面散図》、〈白書院〉四の間障壁画《雪中梅竹柳小禽図》、〈白書院〉帳台の間障壁画《秋草図》
報道発表資料
発表日
令和7年3月17日
担当課
文化市民局元離宮二条城事務所(電話:075-841-0096)
〒604-8301 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地
掲載確認日:2025年03月17日
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