2025年2月23日、京都府大山崎町円明寺に位置する老人福祉センター「長寿苑」で、楽しい「新春かるた大会」が開催されました
このイベントには町内から22人の高齢者
が参加し、小倉百人一首を使ったかるたを楽しむ姿が見られました
これは毎年恒例の行事で、競技かるたとは異なり、勝敗を気にせずに楽しむことを目的としています
参加者は4人ずつのグループに分かれ、机の上にある取り札をじっと見つめ、その合間に長寿苑かるたサークルのメンバーが札を詠み上げます
札を見つけた時には、「はい」と手を挙げてそっと取り上げる、その光景に思わずほっこりする方も多かったでしょう
仲間同士で札の在り処を教え合うシーンもあり、和気あいあいとした雰囲気に包まれていました
大会の後には、お茶と一緒にぜんざいを囲む茶話会が行われ、新春の訪れを感じる優雅なひとときが過ごされました
おしゃべりをしながら、参加者は心暖まる交流を楽しんでいました
このようなイベントが地域の絆を深め、和やかな時間を提供しているのがとても大切だと思います
ピックアップ解説
かるたは日本の伝統的な遊びで、特に「競技かるた」はスピード感が求められますが、ここではみんなで楽しむことがメインです。小倉百人一首は、古い和歌を集めた百首の歌で、暗記することで親しむことができます。京都では、文化を継承するためにこうしたかるた大会が開催され、地域の高齢者同士の温かい交流の場ともなっています。
キーワード解説
- 小倉百人一首とは、平安時代に詠まれた日本の和歌を100首集めたもので、読み札と取り札がセットになっています。多くの人がこれを通じて日本の古典文学に触れることができます。
- 長寿苑とは、高齢者を対象とした福祉センターで、様々なイベントやサークル活動が行われています。地域の高齢者が集い、交流や学びの場となっています。
- 競技かるたとは、早さを競う形式のかるたのことで、全国大会も開催されるほど人気があります。札を取り合うスピードが勝負のカギを握ります。有名な競技団体も存在し、注目を集めています。
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