
京都市中京区では、毎年恒例の「ちびっこそろばん大会」が、地元の子どもたちの頑張りを披露する場となりました
そろばんの練習によって身につけた計算力を競い合うこの大会は、1984年から続く伝統行事で、今年で41回目を迎えます
今回は府内の小学2年生70人が参加し、熱い戦いを繰り広げました
大会では、個人総合競技として、掛け算や割り算、見取り算と呼ばれる計算が行われました
見取り算は、2ケタの数字を使って足し引きする問題で、子どもたちがしっかりとした計算力を試される場面です
競技は制限時間8分で、隣に座る保護者が見守る中、集中して取り組む姿が印象的でした
また、フラッシュ暗算競技も行われました
これは、スクリーンに表示される数字を瞬時に暗算するもので、参加者たちの喜怒哀楽が表れる瞬間がありました
正解が出るたびに、会場からは歓声や悔しがる声が上がり、観客も一緒に盛り上がりました
大会の意義について、全国珠算教育連盟京都府支部の前川栄治支部長は、「低学年のうちにそろばんを習うことで、子どもたちは計算が得意になりやすく、成長につながる」と話します
また、この大会が子どもたちの大きな成長の一助となればと毎年開催しているのです
京都の未来を担う子どもたち
このようなイベントを通じて、子どもたちが自信を持って成長していくことを期待したいですね「そろばん」とは、日本で広く使われている伝統的な計算道具の一つです。たくさんの珠(たま)を使い、加算や減算などの計算を簡単に行うことができます。そろばんを使った計算は、脳を鍛える効果があると言われており、特に子どもたちに人気です。現代では、デジタル化が進んでいるため、そろばんを学ぶ機会が減っていますが、海外でもその魅力が再評価されているところもあります。そろばんは単なる計算ツールを越え、集中力や問題解決能力を養うことができる素晴らしい学びの道具です。
- そろばんとは、珠(たま)を使って計算を行う道具で、加算や減算が得意です。
- フラッシュ暗算とは、瞬時に目にした数字を計算する技術のことで、記憶力や計算力を養います。
- 見取り算とは、複数の数字を使って足し引きを行う計算方法の一つで、集中力を養うために役立ちます。
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