北区で堂本印象の芸術一家企画展が開催中

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北区で堂本印象の芸術一家企画展が開催中

京都市北区には、素晴らしい日本画家・堂本印象(1891〜1975年)の家族をテーマにした企画展が開催されています

この展示会「The Great DOMOTO -堂本印象の家族たち-」は、9日から京都府立堂本印象美術館で始まりました

私たちがよく知らない、印象の家族やその芸術的な影響を知る絶好のチャンスです

特に、内覧会では妹と姪をモデルにした絵画「婦女と卓子」(1950年)を含む82点が初めて公開され、多くの来場者を魅了しました

堂本印象は、実は8人兄弟の長男で、家族にはさまざまな才能が集まっています

例えば、長兄の寒星は古典芸能の評論を行っており、次兄の漆軒は漆芸のアーティストとして名を馳せています

さらに、義弟には日本画家の森守明、三輪晁勢がいます

そして、彼のおいの堂本尚郎は洋画家としても活動しています

まさに一家が芸術一家として知られていますね!

印象は、生まれは京都御所近くの造り酒屋ですが、10代の頃に家が没落してしまいます

しかし、彼の母は創造的な環境を大事にし続け、印象を絵描きとして支えました

特に印象が初めて公開する「厨子入木造阿弥陀如来坐像」(63年)は、母の菩提を弔うために彫った作品です

その深い思いが込められています

家族をテーマにした絵画「或る家族」(49年)からは、印象の温かさが感じられます

彼は没落後も家族を支える大黒柱として努力し続け、今では私たちに彼と彼の家族、そして京都の文化について教えてくれる重要なアーティストとして存在しています

この素晴らしい展示会は、12月21日まで開催されているので、ぜひ訪れてその目で確かめてください

ピックアップ解説

堂本印象という名前を聞いたことがある人は多いと思いますが、彼は日本画家でありながら、実は多くの才能を持った家族を持っていました。印象の兄弟には、漆芸家や古典芸能の評論家などがいます。このように、堂本家はまさに芸術の宝庫です。特に、印象は家族を大切にする温かい思想を持っており、彼の作品にはその愛情が色濃く表れています。彼の絵を通じて、家族の絆や京都の文化を感じることができるでしょう。

キーワード解説

  • 堂本印象は、20世紀の日本を代表する日本画家です。彼の作品は、伝統的な日本画の技法を用いながらも、現代的な感性を持った作品が多く特徴的です。
  • 漆芸とは、漆を使って装飾や器を作る工芸技術のことです。日本の伝統芸術の一部で、漆塗りの技術を駆使した美しい作品がたくさんあります。
  • 日本画とは、日本の伝統的な絵画スタイルの一つで、水彩と墨を使って描かれることが一般的です。風景や花鳥、人物をテーマにした作品が多いです。

10月11日(土)

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