
京都府南丹市の園部町という地域で、農業高等学校の生徒たちと地元の園児たちが一緒にイモ掘りを楽しむイベントがありました
この地域は美しい自然に恵まれ、農業が盛んな場所です
子どもたちが土の中から顔を出すサツマイモを見て「見つけた!」と元気な声を上げる様子は、とても微笑ましい光景でした
特に高校生たちは、イモ掘りの手伝いをしながら、楽しそうに園児たちとコミュニケーションをとっていました
子どもたちが農業に興味を持つきっかけを作ろうと、地域の「京都丹波もん」という生産者団体がこの取り組みを始めてから、もう4年にもなります
苗はすでに農業高で育てられたもので、実際に植えたのは6月
そこから育ったサツマイモを、いよいよ収穫する時が来たのです
この日は、園部保育所、城南保育所、南丹のぞみ園の園児たち約90人と、農業高の生徒9人が参加しました
高校生たちはスコップを使って土をほぐし、元気な園児たちは一生懸命にイモを掘り上げる姿がとても印象的でした
農芸高の中川一将さん(16)は、「未来の進路を考えたときに、今日の経験を思い出して、農業も選択肢の一つにしてほしい」と語ります
園児たちは、掘ったイモをお母さんに焼き芋にしてもらうのを楽しみにしており、秋の味覚に心を躍らせているようです
このような取り組みを通じて、地域の子どもたちと農業とのつながりを深めていくことができればと思います
「農業」とは、食物を作るための活動で、主に植物を育てることや動物を飼うことが含まれます。京都のように四季がはっきりしている地域では、農業が盛んで、地元素材を活かした料理なども多いです。若い世代が農業を学ぶことで、地域の伝統や産業を支えていく力になるのです。最近では、農業体験を通じて地元の食材の大切さを学ぶ教育プログラムも増えており、未来の担い手としての子どもたちの成長が期待されています。
- 農芸高とは、農業技術を学ぶ専門の高校で、農業に必要な知識や技術を身につけることができる学校です。実際に農作業をしながら学ぶため、実践的な経験が得られるのが特徴です。
- 園児とは、幼稚園や保育所に通っている、小さい子どもたちのことを言います。多くは3歳から5歳くらいで、遊びを通じて、様々なことを学んでいます。
- 京都丹波もんとは、京都の丹波地方で生産される地元の農産物や特産品のことを指します。地域の農業を支援し、地元の食文化を広めるための活動も行っています。
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