祇園の花街で行われた八朔のあいさつ回りの様子

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毎年8月1日、祇園をはじめとする京都の花街では、芸妓や舞妓が感謝の気持ちを伝える「八朔(はっさく)のあいさつ回り」が恒例行事として行われます

このイベントは、日頃お世話になっている人たちを訪ね回るもので、彼女たちにとって大切な行事の一つです



今年も多くの芸妓や舞妓が、祇園で芸事の師匠やお茶屋さんを訪問しました

猛暑の中、彼女たちは正装である黒紋付(くろもんつき)の衣装を身にまとい、玄関先で待つおかみさんに「おたのもうします」とあいさつをしていました

普段、舞妓たちは華やかな衣装に身を包むことが多いですが、黒紋付はその名の通り、全体が黒で統一されたフォーマルな装いです



舞妓の寿乃さんは、「黒紋付は暑くてとても大変ですが、気が引き締まる思いです」と話し、また、芸妓の紫乃さんは「日頃の感謝を込めてごあいさつさせてもらっています」と言って、笑顔を浮かべました

このように、普段は見られない真剣な表情や、礼儀正しさが感じられる瞬間がありました



京都の伝統を受け継ぎながら、地域の人との関係を大切にする様子は、今後も多くの人に知ってもらいたいですね

ピックアップ解説

黒紋付とは、京都の芸妓や舞妓が特別な時に着る黒い着物のことです。この衣装は非常にフォーマルで、主にお祝い事や正式な場面で用いられます。通常、華やかな装いが多い舞妓たちですが、この黒紋付を着ることで、彼女たちの真剣さや礼儀を感じることができます。特に「八朔のあいさつ回り」の時期には、この服装が彼女たちの感謝の気持ちを強調します。このように、黒紋付は京都の伝統と文化を象徴する重要な存在なのです。

キーワード解説

  • 八朔とは、毎年8月1日に行われる行事で、特に京都では芸妓や舞妓が感謝の心を伝えるために周囲の人々を訪ねる重要なイベントのことです。
  • 芸妓とは、京都を中心に活動する伝統的な女性芸術家で、主にお茶屋で舞踊や音楽を披露するプロフェッショナルです。
  • 舞妓とは、芸妓になる前の見習いの女性で、京文化の中で特に若い世代の女性が伝統芸能を学んでいる姿を指します。

8月2日(土)

開催イベント

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8月3日(日)

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