綾部市観光協会長が語る観光の真実

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綾部市観光協会長が語る観光の真実

綾部市が観光を活性化させるために、仲久保政司さん(65)が新たに観光協会の会長に就任しました

彼は、「綾部市の観光消費額は府北部で圧倒的に少ない」と指摘し、観光業を支える環境が整っていない現状を厳しく捉えています

ですが、自身の故郷である京都、特に綾部への愛情はとても強いです

仲久保さんは綾部高校を卒業し、大阪の大学で学んだ後、綾部信用金庫(現在は京都北都信用金庫)で40年間働き、その後市の観光協会で事務局長を経て会長に就任しました

綾部には国宝の光明寺二王門をはじめ、多くの魅力的なスポットや神社仏閣がありますが、観光客がこれらの名所に立ち寄ってそのまま帰るだけの“直行直帰”型観光が目立つのが現状です

彼はこの問題を改善するために、スタンプラリーの企画などを通じて市内各地を巡る機会を増やす考えを持っています

「個々の魅力を発信するだけでなく、全体の底上げを図ることが重要です」と意気込みを語っています

綾部市は府北部の交通の結節点でもあり、大企業の工場や独自性のある中小企業が多く共存しています

昨年12月には「大人の社会見学 オープンファクトリー」として、地元企業を巡るイベントを行い好評を得ました

「普通の観光だけでは他地域と競争できない」と仲久保さんはしみじみと感じています

さらに、彼独自の観光と定住の連携を唱え、それによる経済効果も説明しています

「訪日客が一泊した場合の消費は20〜30万円ですが、一人が定住すると年間200万円は消費するし、地元で仕事を持てば300万円の生産に貢献するかもしれない」と、観光業を経済活性化にどうつなげていくのかについて考えています

「訪れて良し、住んで良し、街を出た後も思い出してもらえるような、そんな魅力的な町を目指したい」と仲久保さんは今後の展望を描いています

ピックアップ解説

光明寺二王門は綾部市にある重要な歴史的建造物で、国宝にも指定されています。歴史的な価値が高く、多くの観光客が訪れます。日本の文化や宗教に興味がある人には特におすすめの場所です。

キーワード解説

  • 観光とは、ある場所を訪れて楽しむことを指します。普段の生活では味わえない体験を提供してくれる場所が多く、人々はリフレッシュしに来ます。
  • インバウンドとは、外国から日本を訪れる観光客のことを言います。日本の文化や観光名所を楽しんでもらうことで、経済や国際交流を促進します。
  • スタンプラリーとは、指定された複数のスポットを巡ってスタンプを集める遊びの一つです。観光地を回る楽しみを増し、訪問者を引き込む仕組みとして人気があります。

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