亀岡市で行われた伝統の御田祭の魅力と見どころ

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亀岡市で行われた伝統の御田祭の魅力と見どころ

 亀岡市で行われた「御田祭」では、地域の伝統がしっかりと受け継がれている様子が見られました

今年の行事も6日に京都府亀岡市西別院町犬甘野の松尾神社で行われ、豊作を祈願するための特別な神事として、多くの人々が集まりました

この祭りでは、牛を使って田を耕す中世の農作業が再現され、地元の小学生たちも参加し、一緒に伝統の神事を見守りました

 特に印象的だったのは、保存会メンバーによる麦わらとホウ葉で作った牛の模型を使った「代かき」のパフォーマンスです

この伝統的な作業は、田に水を入れて土をもみほぐすことを意味しています

参拝者の目の前で行われた二度目の代かきでは、「米不足にならんように、がんばらんと」といったユーモラスなセリフが飛び交い、笑いを誘いました

 また、早乙女として出演したのは、西別院小学校の5年生と3年生の姉妹です

彼女たちは水色の着物に赤いたすきを掛けた姿で、腰を曲げてサカキと扇子を使いながら苗を一生懸命に植えている姿がとても可愛らしかったです

「毎年見ているので、うまくできた」と喜びを語る姉妹の姿は、いかにこの伝統が地元の子供たちに受け継がれているかを示しています

 「犬甘野の御田」は、府に登録された無形民俗文化財であり、地域の人々の思い入れが深い祭りです

近年では、この祭りは7月の第1日曜日に行われることが定番となっており、ますます多くの人々が参加し、ちょっとした旅行気分で亀岡市を訪れるきっかけにもなっています

今後も、このような伝統が続いていくことを願っています

ピックアップ解説

「早乙女」とは、田植えの際に苗を手植えする女の子たちのことです。もともと、早乙女は氏子の長男が務めるものでしたが、少子化の影響で女子や地域外の子供も参加できるようになりました。これにより、伝統が若い世代にも受け継がれています。身近な存在として、早乙女は地域の祭りに欠かせない役割を果たしているのです。

キーワード解説

  • 御田とは、豊作を祈願するための田植えの儀式を指し、地域によって異なるスタイルがあります。
  • 松尾神社とは、亀岡市にある神社で、主に農業の神様である松尾大神を祀っています。地域の人々から長年にわたり信仰されています。
  • 伝統行事とは、地域や文化に根差した、代々続く祭りや行事のことを指します。

7月12日(土)

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