
京都の亀岡市余部町で、感動的な写真展「能登へ」が開催されました
この展示では、能登半島地震と豪雨によって大きな被害を受けた村の人々の姿が伝えられています
主催者は、能登で育った報道写真家の頼光和弘さんです
頼光さんの故郷、石川県の珠洲市では多くの家が壊れ、家族や友人を失った人がいます
彼はその現状を多くの人に知ってもらいたいという思いから、この写真展を企画しました
展示されている写真は100点にもなり、渦巻く思いが込められています
たとえば、父親を亡くした女性が遺骨を抱きしめ、愛する海をじっと見つめる姿や、震災後の過疎化で一人寂しく歩く高齢の女性などがあります
これらの写真は、ただの記録ではなく、震災の影響を抱える地域のストーリーを語っているのです
会場には、頼光さんの100歳の祖母、いつ子さんも訪れました
彼女は自宅が土砂に埋まってしまった周辺の写真を見て、思わず「分からんがになったわ」とつぶやき、変わり果てた故郷に心を痛めました
頼光さんは「復興のスタートラインに立てていない人もいる
被災は終わっておらず、現在進行形だと伝えたい」と力強く語り、その思いでこの写真を撮りました
この写真展は単なる展示でなく、今現在も続く被災地の人々の苦難を知ってもらう大切な機会です
京都の皆さん、ぜひ一度訪れて、その思いを感じてみてください
能登半島地震とは、2021年3月に発生した地震で、石川県珠洲市を中心に大きな被害をもたらしました。この地震は、震度6強の揺れを記録し、多くの住宅が倒壊しました。震災後、被災地では復旧作業が進められる一方で、静まり返った故郷の姿が考えさせられます。その影響で、地域の過疎化も進行中で、住民たちの暮らしは今も厳しい状態です。震災以降、地域の人々は「復興」という言葉を胸に日々生き抜いています。
- 能登地震とは、2021年3月に石川県珠洲市を中心に起きた大きな地震です。
- 被災地とは、災害によって大きな被害を受けた地域のことを指します。
- 復興とは、災害の後に地域や生活を元に戻す活動のことを言います。
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