
京都市南区で開催された講演会では、私たちが水害から命を守るために何ができるのかを考える貴重な時間が持たれました
「災害に強いまちづくり講座」と名付けられたこの講演会は、京都市消防局と京都市防災協会が1999年から実施しているもので、6日にはおよそ100人の市民が参加しました
今回の講師は、京都府災害派遣福祉チーム(通称DWAT、ディーワット)のメンバー、池田正樹さんでした
池田さんは、被災地での高齢者や障害者への福祉支援がいかに重要かを語りました
特に、2018年7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県倉敷市での派遣経験を振り返った際には、犠牲者の約8割が高齢者であることに衝撃を与えました
池田さんはまた、事前にハザードマップ(災害時の危険を示した地図)を確認しておくことの重要性も強調しました
平時に地域のつながりを作ることが、いざという時に助け合う基盤になるというメッセージは、参加者にとって大切な気づきとなりました
「平時に優しい地域は、災害時にも優しい地域」という言葉が印象的でしたね
また、今年度中にはあと2回、この講座が開催される予定とのことです
地域住民が協力しあい、多くの人々が学ぶことで、私たちの京都がもっと安全で明るい場所に変わっていくことを願っています
DWATとは、災害派遣福祉チームの略称で、自然災害時に高齢者や障害者など支援が必要な人々を助ける専門チームです。1999年に設立されて以来、被災地での実践的な支援を行っています。このチームは、災害時における福祉の視点からの支援が大切であると認識されており、地元の人たちの生活を支える重要な役割を果たしています。
- ハザードマップとは、自然災害の危険がある地域を示した地図です。これを見れば、どの場所が危険かを事前に知ることができます。
- 福祉支援とは、体が不自由な方や高齢者などが安全に生活できるようサポートすることです。大災害時には特に必要です。
- 地域のつながりとは、人々が互いに助け合ったり、交流したりする関係を指します。防災や安心な暮らしには欠かせません。
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