中京区で伝統舞踊と三味線の魅力を語る交流サロン

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中京区で伝統舞踊と三味線の魅力を語る交流サロン

 最近、京都での伝統芸能を次世代に伝える重要なイベントが行われました

京都市中京区にある京都芸術センターでは、「民俗芸能交流サロン」という特別な集まりが開催され、様々な伝統舞踊や音楽について語られました

このイベントには、人気の大河ドラマ『べらぼう』に出演し、津軽・長唄三味線の二刀流奏者として活動する駒田早代さんが特別ゲストとして参加しました

 駒田さんは伝統音楽だけでなく、ポップカルチャーとも結びつけた新しいスタイルの演奏を行っています

特に、アメリカのロックバンドの曲を三味線でアレンジした動画が話題になり、多くの人々に注目されました

座談会では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で83万人ものフォロワーを持ち、海外でも演奏する機会が増えていることが紹介されました

しかし、駒田さんは「奏者1人だけでなく、周りと協力して盛り上げることが大切だ」と強調しました

 このイベントで併せて登壇したのは、千本六斎会の吹田哲二郎会長です

彼は約20年前に40歳を過ぎてから六斎念仏を始め、その魅力を語りました

「歌うように太鼓を打つ」というスタイルに魅かれた彼は、自身が習った内容を子どもたちに「決まりごとより、かっこいい先輩のまねを」と教えています

このように、自らの理想を持って練習と実演を重ねる中で、次の担い手が自然に現れることを願っているとのことです

 サロンでは、駒田さんだけでなく、平安時代の伝統芸能である田楽を現代風にアレンジした宇治田楽の実演も行われ、参加者はその美しさに感動しました

このイベントは、6月21日に「京都郷土芸能活性化してやろう会」が主催し、約100人が参加して、京都の伝統を共に楽しむ貴重な機会となりました

ピックアップ解説

三味線とは、伝統的な日本の弦楽器で、3本の弦を持ち、指で弾いたり、バチで弾いたりします。和風の音楽や歌舞伎などで使われることが多く、日本の文化には欠かせない楽器です。特に、津軽三味線は、青森県の津軽地方で発展したスタイルで、力強いリズム感が魅力です。最近では現代音楽ともコラボレーションし、日本国内外で注目を浴びています。

キーワード解説

  • 伝統音楽とは、代々受け継がれてきた音楽のことで、地域や文化に根ざしたスタイルが特徴です。日本の伝統音楽には、雅楽や民謡、演歌などが含まれます。
  • 舞踊とは、音楽に合わせて身体を動かす芸術の一種です。日本の伝統舞踊には能楽や歌舞伎、民謡などがあり、物語や感情を表現します。
  • サロンとは、特定の目的で人が集まる場所やイベントのことです。文化や芸術に関心のある人々が集まり、語らう場として利用されています。

8月16日(土)

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