府内への侵入が危惧される特定外来生物クビアカツヤカミキリ
クビアカツヤカミキリは、外来のカミキリムシで、平成23年に埼玉県で初確認されました
それ以来、急速に分布を広げ、令和6年7月6日には京都府内でも初めて成虫が確認されました
7月17日には、サクラの被害木も確認されています
ウメやモモを栽培されている方々は、この虫に対して特に警戒する必要があります
クビアカツヤカミキリとは
クビアカツヤカミキリは、体長が2.5センチメートルから4センチメートル程度で、光沢のある黒いボディに赤い首が特徴です
木の内部を食い荒らす危険
この昆虫は、主にバラ科の樹木であるサクラ、ウメ、モモなどに生息しています
幼虫は木の内部から木を食い荒らし、樹木が弱って枯れてしまう可能性があります
幼虫は約2年間も木の中にいます
木からは大量の幼虫のフンや木クズが排出されるため、これが手がかりになります
木クズを見つけたら特に注意が必要です
クビアカツヤカミキリの生態
この虫の一生は以下のとおりです
年数 | 活動内容 |
---|---|
1年目 | 初夏から盛夏に木に卵を産みつけ、幼虫になる |
2年目 | 幼虫が蛹になり、木の中で過ごす |
3年目 | 蛹から成虫になり、木から脱出する 生育は5月末から8月ごろ |
早期発見が重要です!
一度クビアカツヤカミキリが定着すると根絶は難しくなります
被害を拡大させないためには、木を切り倒して根を抜き焼却するのが最も有効です
早期発見が鍵となりますので、木クズを見つけたら注意を払いましょう
また、成虫を見つけた場合は踏みつぶすなどで駆除し、見つけたら府の自然環境課または市の環境保全課に連絡を!
参考資料
クビアカツヤカミキリに関する啓発チラシもございますので、ぜひご利用ください
記事参照元
参考資料:啓発チラシ (PDF形式、1.95MB)
掲載確認日:2025年03月27日
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