アーベル賞受賞!左京区の柏原教授の功績

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アーベル賞受賞!左京区の柏原教授の功績

 ある日、京都の左京区で、数学の最高峰の国際賞「アーベル賞」を受賞した京大の柏原正樹特任教授(78)が、記者会見を開きました

柏原教授は、「50年を超える私の研究全体が高く評価されてとても嬉しい」と笑顔で語っています

数学の話をしているときの柏原教授の目は輝いていて、その魅力を感じさせてくれました

 柏原教授の研究は、代数解析学という非常に難しい分野で、世界的に有名な数学者の佐藤幹夫先生(故人)と共に発展させてきました

彼が開発した「D加群」という理論は、現代数学の中でとても重要な役割を果たしています

 会見の中で、柏原教授は自身の功績を次のように説明しました

「数学は様々な論理の積み重ねが必要で、簡単に説明できるものではありませんが、代数学と解析学、幾何学という三つの分野を繋げることが一番大きな成果だと思います

」また、「数学は美しい」と自信を持って語り、この魅力が多くの子どもたちに伝わるといいですね

 思索の時間を大切にする柏原教授は、京都大学の近くにある大文字山に時々登っているそうです

趣味としてインド古典音楽を愛し、その特徴である「序破急」という構成が非常に数学的であると感じています

 さらには現在、韓国の研究者との共同研究にも取り組んでいて、「どうやったら解けるか分からない面白い問題がある」と熱意を持って語っていました

京大の森重文特別教授(74)も会見に同席し、「柏原先生の考えには境界がない

自由な発想が素晴らしい」と称賛していました

ピックアップ解説

「D加群」とは、数学の中で使われる重要な構造の一つで、特に代数解析学において中心的な役割を果たします。この理論は、異なる数学の分野をつなげる役目を担っており、複雑な問題を解くための道筋を示してくれます。京都の柏原教授はこの「D加群」を用いて多くの成果を挙げており、数学の美しさを広めています。

キーワード解説

  • D加群は、代数解析学で使われる概念で、様々な数学的対象をより深く理解するために使用されます。特に、関数や変換を扱う上で重要です。
  • 数学は、数や形、パターンを研究する学問で、日常生活や科学技術でも広く使われています。数学の理論は、さまざまな現象を説明する助けになります。
  • 代数とは、数や記号を使って数式を扱う数学の一分野です。特に、方程式や多項式の解法が重要なテーマとなります。

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