最近、京都市では鴨川の夜間景観づくりに力を入れています
具体的には、川端通の三条から四条の間の歩道をライトアップすることで、人々の通行量がどう変わるかを調査しています
昨年には、三条大橋を照らすライトアップが行われ、「まぶしい」との声があったため、照明の明るさを控えめにする工夫がなされました
京都の風情を大切にしつつ、通行する人々が快適に感じられる明るさが求められています
光のアートで京都を魅力的に
実はこの取り組み、観光客を中心部から広く分散させる目的でも行われています
実験的に行ったライトアップの結果、多くの人が良い評価を下し、普段よりも通行量が増加したとのこと
ただ、「まぶしすぎる」などの意見があったため、現在のライトアップは明るさを抑えられています
新しいライトアップの取り組み
新たなライトアップは2025年1月27日から開始され、三条から四条の鴨川左岸と川端通東側で約250メートルの区間がライトアップされています
鴨川沿いの歩道は、足元や樹木を柔らかく照らしながら、落ち着いた雰囲気を作り出しています
夜は街灯が少なく、静かな川端通東側の石畳の遊歩道では、間接照明が使われており、落ち着いた雰囲気が漂っています
交通の利便性を向上させる
この取り組みでは、先斗町や木屋町、三条河原町などを徒歩でつないで魅力をPRすることを目指しています
ライトアップの期間は、2025年2月17日まで、毎晩午後6時から11時までです
さらに、通行量の変化や明るさの度合いについてのアンケートも実施し、地元の声を大切にしながら、今後のライトアップの方針に役立てていく予定です
・市のまち再生・創造推進室の担当者は、「ライトアップがあれば、観光客の回遊性が増えるわけではありませんが、観光客が訪れるきっかけにはなる」と話しています
最終的には、より多くの人に喜んでもらえるようなライトアップが目指されています
鴨川は京都の中心を流れる美しい川で、春には桜、夏には蛍、秋には紅葉と、四季折々の景色が楽しめます。また、川沿いには地元の人たちだけでなく観光客向けのお店も多くあるため、散策する際は美味しい食べ物をお試しください。夜の景色も美しく、ライトアップ中の鴨川は特におすすめです。
- 観光名所とは、旅行者が訪れる人気スポットのことです。歴史的な建物や自然の美しい場所など、見る価値がある場所を指します。
- ライトアップとは、建物や風景などを照明で美しく照らすことです。特に夜間に行われることが多く、観光地の魅力を引き立てます。
- 市まち再生とは、地域を活性化させるための取り組みです。公共の場や景観を改善し、人々が集まる場所を増やすことが目的です。
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