福知山で行われた松を守るこも巻き作業の様子

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福知山で行われた松を守るこも巻き作業の様子

皆さん、京都には四季折々の美しさがある中で、特に植物や自然に関わる行事はとても重要です

私たちが日常生活の中で楽しむこの美しい景色には、さまざまな努力が隠されています

今回は、福知山市の公園で行われた、松を守るための「こも巻き」作業についてお話しします



3月5日、冬から春に向かう二十四節気の一つ、「啓ちつ」がやってきました

この日は、冬ごもりしていた虫たちが活動を始める頃とされています

福知山市の三段池公園では、松を守るために設置した「こも」を外す作業が行われました



「こも巻き」とは、松を枯らしてしまう害虫を、暖かい「こも」の中に誘い込む伝統的な駆除方法です

これは、松を守るために大切な作業で、地域の方々が協力して行います

地元の市の緑化協会やシルバー人材センターから参加した8人が、鎌を使って、慎重に「こも」を外しました

そして、カメムシなどの虫の種類や数を、一本ごとに記録していきます



作業が終わると、外した「こも」は焼却処分されます

この取り組みを通じて、福知山市の公園がいつまでも緑豊かで、市民に愛される場所であり続けることを願っています

作業に参加したある男性は、「公園が市民に愛され続けるために、少しでもお手伝いできて嬉しいです」と語りました


ピックアップ解説

「こも巻き」とは、松を守るために行われる伝統的な駆除方法です。寒い冬の間、松にたくさんの虫が住んでしまわないように、特別な暖かい素材で作られた「こも」に虫を誘い込みます。この作業は、地域の緑を維持する大切な方法で、昔から続いている知恵のひとつです。これによって、春に虫たちが動き出す前に、きちんと管理を行うことができるのです。文化としても、自然を大切にする心が育まれていきます。

キーワード解説

  • 「こも」とは、松を保護するために使う特別な暖かい素材のことです。この中に冬の間虫が入ってしまい、春には取り除かれます。
  • 「松」とは、常緑樹の一種で、特に日本の冬景色には欠かせない存在です。松は寿命が長く、古くから「縁起が良い木」として親しまれています。
  • 「緑化協会」とは、地域の緑を守り育てるために活動している団体です。植物の育成や、公園の管理を行い、自然環境の保護に努めています。

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