
京都には多くの文化財があり、その中でも特に歴史深いものが数多く存在しますが、昨年、ついにその一つが一般に公開されることになりました
それは、東本願寺にある「内事(ないじ)」と呼ばれる建物群です
これまで一般には公開されなかったこの貴重な文化財が、ついに3月2日に1日限定で初めてその姿を見せました
「内事」は、京都市下京区の東本願寺の境内にあり、三つの建物「洋館」「日本館」やその他の施設が含まれています
すべて、大正12年に建設され、おととしに国の重要文化財に指定されたばかりです
興味深いのは、「洋館」がのちの宗派のトップが住むためのもので、国内の中で最も初期の鉄筋コンクリート造であるため、その建築技術の進化も感じられます
一方で、「日本館」には、伝統的な建築様式が保たれつつも、近代的なデザインが施されています
これにより、訪れた人々が快適に過ごせるよう客間も整えられているのです
この公開を実現するにあたり、東本願寺の藤宗智秋 財務部次長は、「これまで一般公開がなかったが、多くの方の要望があったため、1日限りの公開を決めました
京都には他にも多くの文化財がありますので、ぜひ訪れてみてください」と語りました
普段は見ることができない「内事」を訪れるチャンスです
また、もちろん東本願寺の他の文化財も素晴らしいものばかりですので、京の文化に触れる絶好の機会です
「内事」がある東本願寺は浄土真宗の本山です。教えは「すべての人が平等に救われる」というもので、多くの信者が集まります。特に、御影堂(みえいどう)という建物が有名で、ここでの法要は特に神聖視されています。さらに、周辺には美しい庭もあり、四季折々の風景が楽しめるスポットとして人気です。
- 重要文化財とは、文化財保護法に基づき、特に価値が高いと認められた文化財のことを指します。これに指定されると、保存・管理が強化され、地域の文化を守る大切な役割を果たします。
- 浄土真宗とは、仏教の一派で、阿弥陀仏を信じることによって誰でも極楽浄土へ行けるとする教えです。特に身近な信仰として、多くの人に受け入れられています。
- 鉄筋コンクリート造とは、コンクリートの中に鉄の棒を入れて強度を高めた建築技術です。この技術は、耐震性が高いため、地震の多い日本では特に好まれています。
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