京丹波町から始まった丹波屋商会の物語と未来

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最近、遠く北海道に「丹波屋商会」という企業があることをご存知でしょうか?これは、私たち京都府京丹波町から始まった歴史ある企業なんです

丹波屋商会は肥料の卸問屋として、多くの農家の生活を支えてきました

創業者の山内成太郎は1862年、京丹波町保井谷で生まれ、彼の人生はなかなかユニークなものでした

成太郎さんは、若いころから「腕白」という言葉がぴったりな性格で、大酒飲みだったと言われています

しかし、27歳の時にキリスト教に入信し、そこから禁酒を誓い、家業の酒造業を辞めて牧畜業を始めました

この決断は、彼にとって大きな転機だったのです

その後、京丹波町は8つの村が合併し、三ノ宮村が誕生しました

成太郎は村会議員や助役、さらには村長を務めるなど、地域のリーダーとして活躍しました

彼は村民に貯金を奨励し、家計の立て直しに尽力しました

北海道への移住と成功

成太郎が北海道に移住したのは41歳の時、1903年のことでした

彼は開拓に向かう信者の仲間たちと共に妻子を連れて今の旭川市に移りました

旭川では、醸造業を始め、「鬼みそ」という商品が評判になり、さらに大規模な農場も経営しました

丹波屋商会は1902年に設立され、急な凶作に苦しむ農家を助けるために肥料製造の先駆けとして活動しました

成太郎は、小規模農家が共同で肥料を購入できる仕組みを作り、農家に寄り添ったビジネススタイルを展開しました

地域への貢献

成太郎の努力は多くの農家に支持され、魚のCEOとしての役割も果たしました

彼は1902年に合資会社に組織変更し、旭川区会議員として6年間勤務しました

さらに、旭川禁酒会を結成し、地域社会の活動にも寄与しました

残念ながら、成太郎は1923年に結核で亡くなりましたが、その功績は今も色あせることなく、丹波屋商会は現在も発展を続け、2023年度の年商はなんと721億円に達しました

これからも京丹波町の誇りとして、地域経済を支える存在であり続けることでしょう

ピックアップ解説

「丹波屋商会」は、私たち京丹波町から始まった企業です。創業者の山内成太郎は、元々酒造を営んでいましたが、キリスト教に感化されて禁酒し、牧畜業へ転身しました。その後、北海道へ移住して、農家のために肥料卸業を開始しました。特に、農家が共同購入できる仕組みを作ったことが評価され、地域の支援となりました。今や年商721億円を誇る商社に成長しました。

キーワード解説

  • 丹波屋商会とは、京丹波町から北海道に移住した山内成太郎が設立した肥料の卸問屋で、農家を支える役割を果たしている企業です。
  • 「鬼みそ」とは、山内成太郎が旭川で製造した醸造商品で、特に評判を呼んだ逸品です。その名の通り、風味豊かで美味しい味噌です。
  • キリスト教とは、イエス・キリストを信じる宗教で、主に聖書を教典として信仰を深めています。成太郎はこの宗教に入信して人生を大きく変えました。

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