
日ごろの努力が形になる瞬間、それが「アビリンピック京都大会」です
これは、京都に住む障がいを持つ方々が、職業技術を競い合う特別な大会で、毎年多くの参加者と観客が集まります
今回は、8日に伏見区にある府立京都高等技術専門校で開催されました
大会には、特別支援学校の生徒から社会人まで約70人が参加して、12の競技種目で自分の技術を見せつけました
特に印象的だったのは、清掃技術を競う「ビルクリーニング」でした
この競技には13人が出場し、模擬オフィスの中で散らばったごみを掃除する課題に挑みました
本気の競技、ビルクリーニング
ビルクリーニングでは、出場者たちは掃除機を使い、机や椅子に注意を払いながらごみを吸い込んでいきます
作業を終えた後は、「失礼しました」という言葉を忘れずに発し、きちんとした所作を見せることが求められます
審査員は、各選手がどれだけ丁寧に作業を行ったか、また所要時間を逐一チェックし、会場全体には参加者の真剣な雰囲気が漂っていました
このように「アビリンピック」は、単なる技術の競い合いだけでなく、思いやりや礼儀作法も大切にされているイベントです
全国大会への道
実は、アビリンピック京都大会は、10月に愛知で開かれる全国大会の予選も兼ねています
これに出場するために、参加者たちは日々の練習を積み重ねてきたのです
障がいを持つ方々が集まり、お互いに励まし合いながら技術を磨く姿は、まさに感動そのものです
まとめ
これからも、もっと多くの方々が「アビリンピック」を通じて自分の才能を発見し、社会での一歩を踏み出していけることを願っています
京都の皆さん、来年の大会もぜひ応援に来てくださいね!
アビリンピックは、障がいを持つ方々が職業技能を競う大会ですが、もともとは「Ability(能力)」と「Olympics(オリンピック)」を合わせた造語です。この大会では、ただ技術を競うだけでなく、参加者が自信を持って社会に出られるようなサポートも大切にされています。多くの地域で開催され、京都もその一つなので、ぜひ皆さんも注目してみてください!
- 障がいを持つ方々が仕事をする機会を提供することを意味します。これにより、社会の中でともに支え合う環境が築かれます。
- 特別支援学校は、障がいを持つ子どもたちが学ぶための学校です。個々のニーズに応じた教育が行われています。
- 特定の職業に必要な技術や知識を指します。例として、調理・清掃・デザインなどがあります。
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