
京都の安心・安全な農業を推進する、JAグループ京都の会長である中川泰宏さんが、大きな問題に直面しています
大阪国税局から、税務調査での申告漏れを指摘され、なんとおよそ8億円の申告漏れがあったとのことです
これは中川会長の親族が役員を務める会社が、JAに関連する建物の解体工事で偽の領収書を使ったことに起因しています
この問題は、昨年までの7年間にわたるもので、税務署はその中で約5億円の所得隠しを指摘し、対象となる会社からも総額で約3億円が受け取られていたとされています
中川会長は、これらの申告漏れについて「利益は得ていない」と主張していますが、税務署は重加算税を含め約5億円の追徴課税を決定しました
中川さんは、今月の9月25日に国税不服審判所に審査を申し立てたとのことです
京都府内での地元農業の未来にも影響を及ぼす問題なだけに、私たち市民も注視していきたいところです
中川会長は京都府内の5つのJAの連合体であるJAグループ京都の会長を務めており、長年にわたってJA京都中央会の会長も行い地域の農業推進に尽力しています
また、政治活動にも熱心で、2005年には衆議院に当選し、2009年まで議員を務めていました
このように重要な立場にある人物だけに、その影響は多岐にわたるでしょう
この問題が解決に向かうよう、私たちも見守っていく必要があります
「税務調査」とは、税務署が企業や個人の申告内容を確認するために行う調査のことです。税金をしっかり払うことは、地域の発展にもつながります。京都の農業がもっと発展するためには、こうした透明性のある運営が必要ですね。
- 申告漏れとは、本来納めるべき税金を申告しなかったり、間違った額を申告することです。税務署の調査により指摘されると、後から税金を支払う必要が出てきます。
- 重加算税とは、申告漏れがあった場合、そのペナルティとして課される税金の追加分です。これにより、不正を防ぐ目的があります。
- 偽の領収書とは、実際には支払いがなかったのに、その証明として不正に作成された領収書のことです。これは明確に法律に違反しています。
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