京都市では、中小企業の経営状況を把握するために、四半期ごとにアンケート調査を行っています
今回はその第155回目の調査(令和7年4~6月期)を実施し、併せて「ケアラーの支援」についても扱いました
その結果をお知らせします
調査概要
市内中小企業の景況について
この調査の目的は、京都市の中小企業の経営実態を把握し、経済政策に反映させることです
調査は令和7年6月時点で実施され、対象期間は令和7年4~6月期(3ヶ月間の実績)と、令和7年7~9月期(3ヶ月間の見通し)が含まれています
調査方法は郵送アンケートで、製造業369社、非製造業431社、計800社にアンケートを送り、484社からの回答(回収率60.5%)を得ました
DI(ディフュージョン・インデックス)は、企業の景気を示す指標で、企業の増減の回答割合をもとに算出します
基準値は50で、50を超える場合は景気が上向き、下回る場合は下向きの傾向を示します
結果概要
1 今期(令和7年4~6月期)の実績
- 今期の全産業の企業景気DIは+2.9ポイント(40.9→43.8)で、6期連続で基準の50ポイントを下回りました
原材料価格の上昇や、不透明な経済状況への懸念も見られますが、価格転嫁の進展や海外取引の好調な声もありました - 業種別では、製造業が+2.0ポイント(41.6→43.6)、非製造業が+3.6ポイント(40.3→43.9)となりました
- 観光関連は、物価高による影響がある一方で、インバウンド需要の増加があり、DIは+10.9ポイント(43.4→54.3)の上昇となりました
2 来期(令和7年7~9月期)の見通し
- 全産業の企業景気DIは、今期より▼1.0ポイント(43.8→42.8)の予想です
堅調な市場予想もある中で、物価の高騰や不透明な経済状況への懸念が多数寄せられました - 業種別では、製造業は+0.4ポイント(43.6→44.0)、非製造業は▼2.0ポイント(43.9→41.9)と見込まれています
- 観光関連は閑散期に入ると予想され、DIは▼12.5ポイント(54.3→41.8)に下がりました
3 経営戦略の概要
- 「営業力の強化」との回答が最も多く(60.3%)、次いで「人材確保・育成」(56.6%)が続きました
4 経営上の不安要素
- 「売上不振」が最も多く39.0%でした
原材料価格や人件費の増加も、企業の懸念材料として挙げられています
付帯調査概要 ケアラーの支援について
詳細については、「第155回京都市中小企業経営動向実態調査結果」や、「ケアラーの支援について」をご参照ください
報道発表資料
発表日
令和7年8月22日
担当課
産業観光局産業企画室(電話:075-222-3325)
詳細調査結果について
- (報道発表資料)第155回中小企業経営動向実態調査結果(PDF形式, 1.12MB)
- (別紙1)市内中小企業の景況について(PDF形式, 7.29MB)
- (別紙2)ケアラーの支援について(PDF形式, 1.19MB)
記事参照元
参考資料:(報道発表資料)第155回中小企業経営動向実態調査結果(PDF形式, 1.12MB)
参考資料:(別紙1)市内中小企業の景況について(PDF形式, 7.29MB)
参考資料:(別紙2)ケアラーの支援について(PDF形式, 1.19MB)
参考資料:(参考)第155回調査票(PDF形式, 410.85KB)
掲載確認日:2025年08月22日
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