
京都府京田辺市田辺の市中央公民館で、古代の「勾玉(まがたま)」を作る楽しい体験教室が行われました
参加者は、市内の小学生たちで、合計40人が集まってオリジナルの勾玉作りに挑戦しました
この教室は、子どもたちに文化財に興味を持ってもらうことを目的としており、毎回多くの親子が参加する人気のイベントとなっています
教室では、市の文化財担当者が三山木遺跡で発掘されたヒスイ製の勾玉を持参し、当時の勾玉の使い方や材料について詳しく説明しました
勾玉とは、古代に作られた装飾品で、魔除けの効果もあったとされています
子どもたちは石を紙やすりで丁寧に削り、丸みを持たせながら磨き上げました
水を使いながら、ピカピカになるまで一生懸命に磨く姿はとても真剣です
仕上げに蛍光ペンで自分の好きな色に塗り、その後ひもを通して首から下げると、嬉しそうに親や友人に見せていました
「勾玉の不思議な形が好き
削るのは大変だけど、ずっと作ってみたかった」と桃園小5年の児童(10)は満足そうに語っていました
こうした体験を通じて、子どもたちが地元の文化を理解し、愛着を持つことができるのは素晴らしいことです
京田辺市が行うこのような文化体験教室は、今後もぜひ続けてほしいですね
「勾玉」について詳しく知っていますか?勾玉とは、古代日本で使用された玉の一種で、主に装飾品としてつけられていました。形が独特で、縁起物として魔除けの効果もあったとされています。勾玉は、古代の人々が大切にしていたものの一つで、竹や木、石などの素材から作られていることが多かったです。そのため、勾玉を作ることは、古代の文化や技術を学ぶ良い機会となるため、体験教室は特に人気が高いのですね。
- 文化財とは、国や地域の歴史や文化を反映するものとして保護されている物品や建物のことを指します。
- 勾玉とは、古代に作られた形状が曲がった玉で、主に装飾品や魔除けとして使われました。
- 三山木遺跡とは、京都府京田辺市にある古代の遺跡で、様々な遺物が発掘されています。
前の記事: « 北区や左京区で土砂災害警戒レベル4の発表
次の記事: 亀岡市で行われた伝統的なお盆行事オショライサン »
新着記事