
最近、京都市内のあるホテルで、ムササビが子育てをしているというほっこりするニュースが話題になっています
このムササビ、実はベランダに巣を作って赤ちゃんを育てているんです
京都市左京区にあるこのホテルは、宝が池公園に隣接していて、自然と近い環境が魅力です
今月中旬、清掃員がベランダの隅に木の枝を使って作られた巣を発見しました
この巣は、ムササビの親子のために作られたもので、ホテルが撮影した動画では、母親が赤ちゃんを毛繕いしたり、優しく寄り添ったりする姿が見られます
実はこのホテルでは、昨年も同じ客室のベランダにムササビが巣を作っていました
この時には2匹の子どもが巣立っていく姿が観察され、多くのお客様にとっても自然の一部を感じる素敵な体験となりました
そこで、今年もこの親子が安心して育つように、ホテルは該当の客室の利用を一時停止して、しっかりと見守っています
総支配人の人見啓介さんも「親子で気持ちよさそうに寝ている姿を見かけることができて、私たちも本当に嬉しいです
自然との共生を大切にし、次世代にこの素晴らしさを伝えたいです」と話しています
このように、京都の自然と共存しながら、ムササビたちの育ちを見守る姿勢は、今の時代にとても大切なことだと感じます
ムササビは、主に日本の山林に生息する飛べる哺乳類です。特に夜行性で、日中は木の穴や巣の中で過ごします。京都に多く生息するムササビですが、一般的には見かける機会があまりないため、育てられている様子を観察できるのは貴重な体験です。子どもたちが育つ姿を見守ることは、京都の自然を再確認する良い機会でもあります。また、毛繕いをする母親の姿は、むしろほっこりするものです。こうした出来事は、自然を感じながらの「ロングステイ」体験をより一層豊かにしてくれます。
- ムササビとは、大きな耳と長い尾を持つ夜行性の哺乳類で、木から木へと飛び移ることができる独特の生態を持っています。
- ホテルとは、旅行者や観光客が宿泊するために設備された施設のことを指します。観光地に多く、宿泊だけでなく食事や観光情報の提供も行っています。
- ベランダとは、建物の外に突き出した部分で、床がある空間のことを言います。外の風を感じたり、植物を置いたりする場所として利用されます。
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