最近、京都の街で大きな動きがありました
それは、北陸新幹線の新大阪への延伸計画に関するものです
京都仏教会が、京都の自然環境を守るために、署名活動を初めて街頭で行ったのです
この活動は、福井県小浜市から京都までの「小浜・京都ルート」の見直しを求めるもので、今年の2月から始まりました
活動が行われたのは6月28日
僧侶たちが街に立ち、京都の未来を守るための署名をお願いしました
このルートの約8割を占める地下トンネルの掘削によって、地下水位が低下する恐れがあるとのことです
地下水が減ると、植物や水の生き物にも影響が出てしまいます
京都仏教会の宮城泰年常務理事は、「今行動を起こさなければ、京都の美しい自然が失われてしまう」と心配しています
また、これからの世代、つまり孫や子供たちに負担を残さないためにも、今が大切だと訴えています
これまでに集まった署名は、およそ3万8,000人分
京都仏教会は、この署名を7月に京都府や京都市に提出する予定です
私たち一人一人が地域を愛し、未来を考えることが、京都をもっと良くする一歩になるかもしれません
ピックアップ解説
「地下水」とは、地面の下に存在する水のことです。地下水は、通常、雨が降ったり、川の水が浸透したりすることで地下に溜まります。この水は植物が成長するために必要であり、生態系全体にとって非常に大切です。もし地下水が減ってしまうと、植物が枯れたり、水生生物が住めなくなったりします。特に古都京都では歴史的な景観を守るためにも、地下水をしっかりと管理することが求められます。
キーワード解説
- 地下水とは、地表の下にある水で、地面に浸透した雨水や河川の水が含まれています。自然環境を支える大切な水です。
- トンネルとは、山や道を通り抜けるために地面の下に作られた通路のことです。地下鉄や新幹線が通ることが多いです。
- 環境問題とは、自然環境の悪化を引き起こす様々な問題のことを指します。気候変動や生態系の破壊などが含まれます。
前の記事: « 京都市で大学生による薬物乱用防止街頭啓発活動が実施
次の記事: J1京都サンガがG大阪戦で快勝!順位が3位に上昇 »
新着記事