
最近、京都の魅力がさらに広がるイベントが東京で行われました
その名も「京都新聞講座in東京」
これは京都の8つの大学と京都新聞社が協力して主催したセミナーで、特別ゲストとして著名な作庭家、重森千靑さんが参加しました
重森さんは、歴史ある名庭を手がけた重森三玲の孫でもあります
セミナーには約40名が参加し、京都の庭にまつわる深い歴史や独自の美しさを学びました
重森さんは、平安時代に盛んだった貴族の寝殿造り形式の庭園について語りました
この庭園は、夏の暑さをしのぐために水路や渡り廊下を設計し、涼しさを提供していたそうです
また、庭の反橋は宗教的に特別な場所へと導く役割があるとのこと
これらの話は、写真を交えながら紹介され、参加者たちは目を輝かせて耳を傾けていました
重森さんはさらに、「京都は古い伝統をしっかりと受け止めながら、新しいものを取り入れることでその魅力を高めてきた」と教えてくれました
このような試みが京都の文化の根底にあり、私たちが愛する庭園の世界観を形成しているのです
「京都新聞講座in東京」は、首都圏に住む京都ファンに向けて開催されており、今回で3回目
京都アカデミアフォーラムでは、京都の文化や芸術を学術的な視点から発信する機会を提供しています
ぜひ、これからの活動にも注目してみてください!
作庭家の重森千靑さんは、京都の伝統的な庭造りに革新をもたらす存在です。彼は、昭和の名庭を手がけた祖父、重森三玲の影響を受けつつ、現代の感性を取り入れています。特に、平安時代の庭園が持つ歴史的背景や美しさ、そこに込められた哲学を学ぶことは、京都の庭文化を深く理解するための鍵となります。
- 作庭とは、庭を設計・造成することを指します。京都では伝統的な技術や理念を重んじながら、自然との調和を大切にした美しい庭が数多く存在します。
- 庭園とは、植物や水、石などを用いて創られた場所で、自然の美しさを楽しむための空間を提供します。京都の庭園は、その設計や歴史が特に評価されています。
- 京都アカデミアフォーラムとは、京都にある大学が連携して、地元の文化や学術を広めるために情報を発信する団体です。街の文化を深く知ることができます。
前の記事: « 伏見区での大麻使用事件、初の逮捕劇の詳細を解説
次の記事: 左京区でバス急停車、乗客が重傷負う事故 »
新着記事