
皆さん、最近注目を集めているスポーツ「ボッチャ」をご存知ですか?このスポーツは、障害の有無や年齢に関係なく誰もが楽しめる、まさに「みんなのスポーツ」です
京都ボッチャ協会の副会長を務める田中孝洋さんは、ボッチャの魅力を伝えるために日々活動しています
彼との出会いを通じて、ボッチャがどのように地域をつなぎ、交流を生むのかをお届けします
ボッチャとの出会い
田中さんは八幡市出身で、大学では福祉に興味を持ち、社会福祉法人に長年勤務した後、トヨタカローラ京都に転職しました
そこで、地域の架け橋になることを求められた彼は、あるイベントでボッチャに出会います
「運動が得意でなくてもヒーローになれる
みんなで楽しめる
それが一番の魅力だ」と語る田中さんの言葉には、ボッチャにかける熱い思いが感じられます
ボッチャのルール
ボッチャは、赤と青のボールをそれぞれ6つ投げて、白い目標球「ジャックボール」との近さを争う競技です
手でボールを投げられない人は、滑り台のような器具を使い、ボールを転がします
このように、運動能力に依存しない頭脳戦がボッチャの醍醐味です
普及活動の取り組み
田中さんは、2017年からボッチャ普及活動を始め、地域や学校での体験教室を通じて多くの人々にボッチャの楽しさを伝えています
東京パラリンピックに向けて、ボッチャへの関心が高まり、協会も設立されました
毎月のように府内各地で体験会や競技会を開催し、運営の手伝いや審判を行っています
みんなが楽しめるスポーツ
田中さんは「障害者と健常者が一緒に楽しむ姿を見るのが何より嬉しい」と話します
毎年開催される「トヨタカローラ京都杯」では、出場クラスに障害の有無の区別をつけず、全ての人が楽しめるような場を提供しています
イベントの参加者からは、「ボッチャを通して新しい友達ができた」という声も寄せられています
未来への期待
協会は現在約30人の会員が活動していますが、「もっと多くの人にこの競技の楽しさを知ってほしい」と田中さんは願っています
「支える人が増えることで、ボッチャがさらに盛り上がることを信じています」と彼は微笑みながら話しました
「ボッチャ」とは?ボッチャは、障害の有無にかかわらず楽しめるスポーツです。運動能力よりも戦略が重要で、ジャックボールに近づけることが勝利のカギになります。普段体を動かさない人でも楽しめるため、地域のイベントでよく取り入れられています。また、友達と一緒に楽しめることが、クラスの垣根を越えるきっかけにもなっています。
- 障害者スポーツとは、障害のある人が参加できるスポーツのことです。特別なルールや環境が整えられており、心身のリハビリテーションや自己表現の場としても重要です。
- 地域の架け橋とは、コミュニケーションや交流を促進するための活動やイベントのことを指します。これにより、人々がつながり、地域が活性化します。
- 体験教室とは、新しいことを学び、自分で体験する場を提供する教室のことです。ボッチャの体験教室では、ルールやテクニックを学びながら、参加者同士の交流を深めます。
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