
京都の象徴ともいえる「右近の橘(たちばな)」の保全作業が初めて一般公開されました
この美しい木は、平安時代から続く伝統を今に伝える特別な存在で、京都御所の紫宸殿の正面に位置しています
「右近の橘」は、左右にある近衛府の武官がそれぞれの近くに陣取ったことから名づけられ、左には「左近の桜」があります
この2つの植物は、重要な儀式での美しさを彩り、今も多くの人々に愛されています!
現在の「右近の橘」は、1858年に植えられ、すでに160年以上の歴史を持っています
春と秋の特別公開では、濃い緑の葉と白い花が参観者を楽しませてきましたが、木の勢いが弱くなってきたため、毎年この時期に実を摘み取る作業が行われています
今回の作業は、その様子が初めて報道陣に披露され、直径約3から5ミリの青い実が一つ一つ丁寧に摘み取られていく様子が印象的でした
担当者の亀井郁典さんは、「『右近の橘』と『左近の桜』は重要な儀式に彩りを添えてきた貴重な植物です
これからも日本の文化の一部として大切にしていきたい」とコメント
実の摘み取り作業は、来月7月上旬まで続く予定です
京都の伝統が未来へとつながっていく様子を見守りたいですね!
ピックアップ解説
「右近の橘」とは、京都御所の象徴ともいえる植物で、平安時代からその名を受け継いできました。色とりどりの花や葉が人々の心を和ませてくれます。特に、この木が植えられた1858年からは、約160年にわたり多くの人に愛され続けてきました。今後も京都の文化を支える重要な存在として、大切に育てられる予定です。
キーワード解説
- 文化とは、特定の地域や国で生まれた習慣や芸術、食事、言語などの総称です。京都の文化は非常に豊かで、千年以上の歴史を背景にしています。
- 儀式とは、特定の行事やイベントの際に行われる正式な行動やプロセスのことです。京都では、伝統的な儀式が数多く存在し、文化的な価値があります。
- 植物とは、地球上に生えている生物で、光合成を通じて自ら栄養を生成することができるものです。京都には多くの美しい植物が存在し、その中には歴史的な価値を持つものも多数あります。
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