祇園祭の山鉾が魅せる豪華な歴史展

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皆さん、こんにちは!京都の風物詩・祇園祭が近づいてきましたね

今回は、その祇園祭を彩る美しい「山鉾(やまほこ)」の歴史を紹介する特別な展示が、京都文化博物館で行われています

楽しい夏の祭りが始まる前に、少しだけその魅力を知ってみませんか?

この企画展では、祇園祭の「山鉾巡行」の歴史がよくわかる資料が、なんと11点も展示されています

ここでの「山鉾」は、祭りのために作られた豪華な装飾のある車両で、「動く美術館」とも呼ばれています

祇園祭は平安時代に、疫病を退治する願いから始まったとされています

その後、町の人々の経済力が高まるにつれて、山や鉾もさらに豪華になってきました

特に目を引くのが、初公開となる江戸時代後期の「山鉾図」です

この図では当時の山や鉾が生き生きと描かれており、大船鉾(おおふねほこ)の先端に取り付けられた華やかな金色の飾り「大金幣(だいきんぺい)」が大きく目立っていることがわかります

また、「鶏鉾後懸(にわとりほこ・うしろかけ)」も見逃せません

このタペストリーは縦およそ1メートル60センチ、幅は3メートル近くあり、ペルシャじゅうたんを模してインドで織られたものが江戸時代に日本に届き、以来ずっと飾られてきたということです

今日はこのような作品がどのようにして祭りを豊かにしているかを感じる良い機会ですね

京都文化博物館の橋本章学芸課長は、「展示されている資料から、地元の人たちが演出を凝らして祭りを作り上げていった様子を感じてほしい」とおっしゃっていました

確かに、こうした歴史ある祭りを時代と共に受け継いできた私たち京都市民としても誇りに思います

会期は7月21日までですので、ぜひお立ち寄りを!

ピックアップ解説

「山鉾(やまほこ)」とは、祇園祭で使われる華やかな飾りつけの施された車両のことを指します。祇園祭は、この山鉾の巡行が見どころの一つで、毎年多くの観光客が訪れます。山鉾は、お祭りの際に町を練り歩くため、ただの飾り物ではなく、地域の伝統や文化を象徴する重要な存在なんです!そのため、山鉾を作るのには多くの技術と手間がかかります。在来の技術を駆使して作られた山鉾は、まさに「動く美術館」とも言える存在ですね。

キーワード解説

  • 祭りとは、地域の人々が集まり、特定の目的や行事を祝うイベントのことです。祇園祭のような大規模な祭りもあれば、小さな町内の祭りもあります。
  • 地域愛とは、特定の地域やコミュニティに対する愛着や誇りを指します。京都の人々は、伝統や文化を大切にしているため、この地域愛が強いです。
  • 文化遺産とは、過去の文化や歴史を表す財産のことです。祇園祭の山鉾は、京都の重要な文化遺産の一つとされています。

8月2日(土)

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