祇園祭の長刀鉾に小学3年生の稚児が登場

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京都の夏といえば、やっぱり祭り

特に祇園祭はその代表格です

この祭りの目玉の一つである山鉾巡行が、来月の7月に行われます

そして、その初めを飾る「長刀鉾」には、京都市の小学3年生の男の子が「稚児」として乗ることになりました



祇園祭はその伝統的な歴史から、京都の文化を色濃く反映しています

特に、「長刀鉾」は山鉾の中で唯一「稚児」が乗ることができる特別な存在です

この稚児は、見物する人々に向けて舞を披露し、また神聖な境界を示すしめ縄を刀で切る役割を担っています



今年選ばれたのは、同志社小学校の久保堅斗君(8歳)です

彼は「稚児を務めると聞いて少しびっくりしましたが、うれしかったです

しめ縄を切る役割をがんばりたいです

」と語っており、その意気込みが伺えます

また、「禿」と呼ばれる補佐役には、ノートルダム学院小学校の岡山登吾君と晴汰君の双子の兄弟が選ばれました

彼らも稚児を支える大事な役目をがんばってくれるでしょう



選ばれた3人は、家族ぐるみの付き合いがあり、写真撮影の際には力を合わせて肩を組む姿が印象的でした

これから彼らは八坂神社で祭りの無事を祈願し、いよいよ本番の山鉾巡行に臨むのです



この祭りを通じて、京都の若い世代が伝統を受け継いでいく様子を見ることができ、皆さんもぜひ応援してあげてほしいと思います

ピックアップ解説

「稚児」とは、伝統的な祭りで特別な役割を持つ子どもを指す言葉です。祇園祭では、稚児が神聖な山鉾に乗り、舞を披露したりしめ縄を切ったりします。これは祭りの重要な儀式で、稚児になった子どもは大きな誇りを持ちます。京都ではこの役割を担うことはとても名誉なことであり、地域の人々にとっても特別な存在になります。

キーワード解説

  • しめ縄とは、神聖な場所を示すために用いられる縄のことです。神道では、神を迎えるためにこの縄で境を形成し、邪気を払う役割があります。
  • 舞とは、神様や仏様への感謝や祈りを込めた踊りのことです。祇園祭においては、稚児が舞を披露することで祭りの神聖さを表現します。
  • 山鉾とは、祇園祭で運行する大きな山や莨(だん)で飾られた台車のことです。これらは祭りの重要なシンボルであり、各地区が自分たちの山鉾を競い合います。

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