
最近、京都市下京区の四条烏丸で、看護の日(5月12日)にちなんだ「25春のナースウェーブ」が行われました
このイベントは、現役の看護師たちが集まり、自身の働く環境の厳しさを訴えるための街頭活動です
特に、医療人材の不足や長時間勤務といった問題について、多くの人に知ってもらうことを目的にしています
この日、集まった約30人の看護師や介護士がマイクを持ち、職場での状況を説明しました
一人の京都の病院で働く看護師は、「職場での人手不足が深刻で、いつも忙しくて本来の看護ができないのが悔しい」と語ります
もう一人の看護師も「長時間の労働で、患者さんの命を守る責任を感じながらも、給料が安い
この状態で続けていくのは難しく、退職者も多い」と現実を訴えました
参加者たちは、先進国に比べて少ない医師や看護師、介護職員を増やすための署名活動も同時に行い、通りがかりの人々に理解と協力を呼びかけました
京都が誇る医療の質を保つためには、やはり人材の確保と待遇の改善が欠かせないのです
ピックアップ解説
看護の日って何をする日なの?実は、毎年5月12日は「看護の日」として国内で様々なイベントが行われています。この日は、看護の大切さを再認識し、看護職の方々の努力を称える日です。京都でも毎年看護師たちが声をあげて、医療の現状を伝えています。特に今年の活動は、労働環境の改善が急務であることを広める良い機会となりました。
キーワード解説
- 医療人材とは、医師や看護師、介護職員など、医療に関わる職業に従事する人たちを指します。
- 長時間勤務とは、通常の労働時間を超えて働くことで、疲労やストレスがたまりやすい状況を言います。
- 待遇改善とは、働く人の給与や労働条件をもっと良くすることを指します。
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