
京都市左京区にある京都市動物園は、ここ最近とても注目される出来事がありました
1年の顔とも言える「アニマル園長」に選ばれたミドリニシキヘビのポールが、残念ながら4月4日に死んでしまいました
ポールは敗血症という病気が原因でしたが、彼が私たちに与えてくれた思い出は色あせることはありません
ポールはアメリカで生まれ、2017年2月に京都市動物園にやってきました
彼の特徴は、鮮やかな緑色の体と、木の上で生活するスタイルです
見た目が美しいだけでなく、彼は脱皮がとても得意で、その姿が多くの来園者の心を掴んでいました
今年のアニマル園長を決める選挙では、2月から3月にかけて5匹のヘビが立候補しました
えと(干支)である「巳(み)」にちなんで選ばれたということもあり、多くの注目が集まりました
来園者から集まった2546票の中で、ポールは856票を獲得し、10代目の園長として就任していました
しかし、死の前日には、ポールが珍しく地面に降りていたそうです
飼育担当者は「ポールはその鮮やかな見た目と個性的な性格で、アニマル園長として多くの人にヘビを観察するきっかけを与えてくれると期待していました
本当に残念です
」と語っています
今後は、ポールの後を引き継いで、ボールニシキヘビのマルコが代理の園長を務めることになっています
ポールの思い出を胸に、これからも京都市動物園に訪れる皆さんに楽しんでもらえるよう、頑張ってほしいですね
ポールはアメリカで生まれたミドリニシキヘビで、脱皮が巧みです。このヘビは温暖な気候を好み、日中は木に隠れていることが多いです。ポールのような鮮やかな見た目は、捕食者から身を守るための自然の仕組みとも関連があります。また、ニシキヘビは通常、体長が3メートルに達することもあり、野生では大きな獲物を捕らえる能力が高いです。彼の存在は、多くの人々にヘビへの興味や理解を深める機会を提供したことは間違いありません。
- アニマル園長は、動物園の特定の動物を1年間の間、その園の顔として代表させる役割を持つ存在です。
- ニシキヘビとは、体が非常に美しく、特に色と模様が独特で目を引く爬虫類です。主に熱帯地域に生息しています。
- 敗血症は、体内の感染が広がり、全身に影響を及ぼす非常に危険な状態を指します。早期の治療が重要です。
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