
京都府綾部市宮代町で、春の訪れを感じる大切な行事、春季大祭が6日に行われました!この祭りでは、古くから伝わる神事「お田植式」が行われ、地域の人々が集まりました
お田植式では、中学生たちが昔のコメ作りの様子を再現し、五穀豊穣(ごこくほうじょう)と地域の平和を祈ります
この神事は約230年前から続いているのですが、戦争の影響で一時途絶えてしまいました
しかし、1994年に古文書を基に復活し、コロナ禍の3年間を除いて毎年行われています
綾部市は伝統を大切にし続け、皆さんがこの文化に触れることで、京都の魅力を再発見してほしいですね
お田植式の様子
お祭りの舞台では、翁の面を付けた大志万宣也宮司(65)が、くわを使って田を起こし、木製の器具で田をすきました
すると、牛を模した器具が暴走する場面もあり、観客を楽しませる一幕がありました
笛の音や歌声が響く中で、氏子たちが田植えの振り付けを披露し、傘鉾(かさほこ)を掲げて華やかに踊られました
これが、田植えを終えた喜びや豊作を願う表現です
地元の中学生たちの頑張り
また、綾部中学校からは7人の生徒が笛や植衆として参加しました!中でも、3年生の村上仁哉さん(14)は「練習が大変な時もありましたが、ここまでうまく演じられたことが嬉しいです
地元の伝統を多くの人に知ってもらえたらいいな」と話してくれました
若い世代が地域の伝統を受け継いでいる姿は、本当に素晴らしいですね
綾部市の春季大祭を通じて、皆さんもこの美しい文化に触れ、京都の素晴らしさを一緒に楽しんでいきましょう!
「五穀豊穣」とは、米や小麦、大豆などの五つの穀物が豊作であることを意味します。日本の農業においては、とても重要な言葉です。古来より、人々は五穀が実ることを願い、その年の収穫が良いことを祈る祭りがたくさんありました。綾部市の春季大祭においても、地域の人々が五穀豊穣を祈るために集まり、伝統を大切にしています。このような神事は、地域の人々の絆を深めたり、自然と共存する大切さを再認識する良い機会になります。
- 五穀豊穣とは、米や麦などの五種類の穀物が豊作であることを願うことを指します。日本の農業ではとても大切な考え方です。
- 田植えとは、稲を育てるために田んぼに苗を植える作業のことです。日本の伝統的な農業や文化において重要な行事です。
- 春祭りとは、春の訪れを祝うための祭りのことです。地域によって様々な形式があり、伝統文化を体感できる貴重な機会です。
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