
京都の玄関口、京都駅では、ハトのふんによる被害を防ぐための新しい取り組みが始まっています
この取り組みでは、タカを使ってハトを追い払うという方法が採用されており、現在、「ハリスホーク」と「オオタカ」の2羽が活躍しています
去年の12月からスタートしたこのプロジェクトでは、京都駅の駅ビル内にいるハトたちのふんで床が汚れたり、通行人にふんを落とされたりする問題を解決しようとしています
広い空間の名物、大階段がある駅ビルは、屋外と仕切りがないため、どうしてもハトが出入りしてしまうのです
そこで、駅ビルの管理会社が目をつけたのがタカ
この2羽は、たか匠の訓練を受けており、指示を受けるとハリスホークが天井近くを約100メートル飛び、オオタカは鋭い鳴き声を発します
このような行動をすることで、ハトたちはタカの存在を怖がり、近寄らないようになります
活動は毎週1回行われ、例えばこの日は午前7時から2時間半ほど行われました
さらに、管理会社ではトビやカラスの撃退にも期待しているようです
この取り組みを進める京都駅ビル開発管理部の松井優子さんは、「タカを飛ばしている間、ハトが逃げるという効果が確認できています
今後1年間はこの様子を見続けたいと思います」と語っています
京都の魅力をより引き立てるために、こうした新しい手法によって、清潔で快適な環境を保てることを願っています
タカは捕食者であり、ハトの天敵です。タカを駅で使うことによって、ハトを追い払う効果があります。特にハリスホークは、フライトが速く俊敏なため、ハトたちを素早く追いかけて逃げさせることができます。タカに出会うことはあまりないかもしれませんが、京都の景色の中でタカを見かける機会が増えるかもしれませんね。
- たか匠とは、タカやワシを訓練し、特定の目的に合わせて使用する専門家を指します。これにより、タカが特定の行動をとるように訓練が行われます。
- ハリスホークとは、アメリカ大陸原産のタカの一種で、社会性が強いことが特徴です。訓練を受けやすく、ペットとしても人気があります。
- オオタカとは、日本に生息するタカの一種で、力強い肉食性を持つことで知られています。捕食のための高い飛翔能力が特徴です。
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