京都府乙訓地域の防災訓練が大盛況を記録

2023年3月11日、京都府の乙訓地域で行われたシェイクアウト訓練は、東日本大震災から14年を迎える特別な日となりました

この訓練は、想定される大地震に備えて行われ、保育所や学校、地域の事業所において、参加者は実際の地震を想定し、「まず低い姿勢をとること」「頭を守ること」「動かないこと」といった安全行動を身につけました

シェイクアウトとは、地震発生時に守るべき行動を訓練するもので、特に「震度6強」の大規模地震を想定して行われました

午前9時半には、乙訓地域全体がシェイクアウト訓練に参加し、地域の防災意識を高めるよい機会となりました

例えば、向日市の第2向陽小学校では、緊急放送に合わせて540人の児童が一斉に机の下に隠れ、安全行動を確認しました

また、訓練では、昼休みにも抜き打ちの訓練が行われ、教員が生徒たちと一緒に地震への備えについて話し合う機会も設けられました

中西昌史校長は、児童たちに対して、「地震はいつ起きるかわからないので、家庭でも訓練の話をしてほしい」と伝え、地域の人々が地震への備えを真剣に考えるきっかけとなったのです

さらに、長岡京市では、公式LINEに登録している市民に向けて防災クイズも行われるなど、地域全体で防災意識を高める取り組みが進んでいます

この訓練には、向日市で2,531人、長岡京市で10,800人、大山崎町で約2,115人が参加しました

ピックアップ解説

シェイクアウト訓練は、大地震が発生した際の安全行動を身に付けるための訓練です。この方法では、まず低い姿勢をとり、頭を守るために机の下に隠れることが重要です。これは、実際の地震の場合、落下物や家具が倒れてくる危険から身を守るための基本的な行動とされています。京都では、この訓練を通じて、地域の人々が地震への備えを意識する機会が増えています。

キーワード解説

• 防災とは、自然災害や事故から自分たちの命や財産を守るための活動のことです。
• 避難所とは、地震や災害が起こった際に避難するために設けられた安全な場所のことを指します。
• 震度とは、地震の揺れの強さを表す単位で、震度が高いほど揺れが強いことを意味します。