京都大学が開発したAIブッダボットプラスがブータンに導入決定

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最近、京都大学が開発した対話型人工知能(AI)「ブッダボットプラス」が、仏教が国教のブータンで導入されることが決まったそうです

これは、ブータンの国民が仏教の教えに触れる新しいきっかけになるかもしれません

 ブータンは、特に生活や社会に深く仏教の教えが根付いている国です

しかし、最近では若い世代の仏教への関心が薄れているとのこと

このような問題を受けて、ブータン中央僧院から「ブッダボットプラス」を使って、仏教についての理解を深めたいという要望がありました

 京都大学の熊谷誠慈教授の研究チームは、2021年にはブッダと弟子たちの対話を元にした最古の仏典「スッタニパータ」をAIで学習させたブッダボットを開発しました

そして、2023年には「チャットGPT」と組み合わせることで、より自然な会話ができる「ブッダボットプラス」を完成させました

 今回、ブータンの僧院からの要請を受けて、英語版も制作され、2025年度には僧侶たちにモニターとして使ってもらう予定です

そこから出たフィードバックを基に、リスクを評価しながら利用方法を考えていくとのこと

早ければ2026年度には、僧侶だけでなく一般の国民も使えるようになる計画です

 この取り組みは、仏教の教えを広める大きな第一歩です

特に、若い世代がAIを通じて仏教の教えに触れる機会が増えることが期待されています

熊谷教授は、「人々が仏教の本質、『幸せになるための教え』を理解し、実生活に活かせるよう、クオリティーの高いAIを活用したい」と語っています

ピックアップ解説

「ブッダボットプラス」は、京都大学の研究チームが開発した対話型AIです。釈迦と弟子たちの対話が記された「スッタニパータ」という仏典を学習させたことで、仏教に基づいたアドバイスが可能になっています。特に、人生や社会に関する悩みについて、優れた知恵を提供できるようになりました。このAIは、ブータンの人々が仏教についてより深く理解するための新しい手段になることが期待されています。科学技術が進化することで、伝統文化を現代に生かす試みは、ますます多様化しています。

キーワード解説

  • 仏教は、紀元前5世紀頃にインドで生まれた宗教です。釈迦(しゃか)が教えを広め、後に世界中に広がりました。挨拶の言葉や生き方に対する考え方が含まれています。
  • AI(人工知能)とは、人間のように考えたり学んだりできるコンピュータープログラムです。人間の知能を模倣し、さまざまなタスクを自動化することができます。
  • スッタニパータは、仏教における最古の経典の一つです。釈迦と弟子たちの対話を記録しており、仏教の教えや哲学が凝縮されています。深い思想が多く含まれています。

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