
京都府福知山市では、26日に特別なイベントが開催されました
外国人の方々を対象にした書き初め体験会です
この体験会は、福知山市に住んでいる外国人が日本の文化を楽しむことを目的にしており、今回の会場は人権ふれあいセンター堀会館です
イベントには、ミャンマーや中国、ベトナム、カナダ、アイルランド、ペルーからやってきた14人の外国人が参加しました
皆さんは真剣な表情を浮かべ、半紙に筆を走らせて、日本の伝統的な芸術である書き初めを体験しました
書き初めは、正月に良いスタートを切るために書かれる言葉を意味していて、新年の願いを込めて行われます
この体験会は、福知山のボランティア団体「ふくちやま日本語教室」が企画したもので、毎週日曜日には日本語教室も開かれています
参加者たちは「目標」や「夢」というテーマのもと、それぞれが思い描く言葉を書きました
「平和」「幸福」「未来」「合格」「健康」など、個々の願いを込めた素敵な言葉が書かれました
特に印象的だったのは、3年前に来日したベトナム・ホーチミン市出身の26歳の参加者です
彼女は「医食同源」という言葉を書きました
これは「食べ物と健康は密接に関係している」という意味です
この言葉を書いた理由について彼女は、「健康で過ごしたいとの思いを表現しました
漢字は難しいけれど、なんとかうまく書けました」と嬉しそうに話していました
このような活動は、地域に住む外国人の方々が日本文化に親しむ良い機会ですし、福知山市の多文化共生の姿勢を示しています
こうしたイベントを通じて、地元の人々も多様な文化を理解し、自分の住む町の素晴らしさを再認識することができると思います
「医食同源」という言葉は、食事と健康が互いに影響し合うことを表します。これは、中国の古い思想に基づいていて、身体を良くするためには、栄養のある食事をとることが重要であると伝えています。例えば、薬膳料理がその一例で、美味しいだけでなく、体にも良い食事を心がけることが大切です。福知山市の書き初め体験会でこの言葉を選んだことは、参加者が健康を大切にしたいという思いを持っている証です。
- 医食同源とは、食事と健康が密接に結びついているという考え方のことです。食べ物によって体に良い影響を与えることができます。
- 多文化共生とは、異なる文化を持つ人々が、お互いの存在を尊重しながら共に生活することを指します。この考え方は、地域の活性化につながります。
- 書き初めとは、新年に願いを込めて書かれる書道のことで、主に正月に行われます。家族の幸せなどを願う大切な行事です。
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