京都に新たな風を吹かせる留学生たちの体験

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京都に新たな風を吹かせる留学生たちの体験

先日、アメリカのペンシルベニア州立テンプル大学が、私たちの故郷、京都市伏見区にサテライトキャンパスを開設しました

このキャンパスでは、アメリカの本校と同じ単位が取得できるため、期待が高まっています

現在、この京都キャンパスには100人の学生が在籍しており、学びの場として注目されています

1月31日、留学生たちは京都の魅力を直接感じる課外授業に参加しました

中京区の絹織物メーカーの資料館で行われたこの授業では、京友禅という伝統的な染色技術を学ぶことが目的です

留学生10人が参加し、特に注目されたのが「色挿し」と呼ばれる工程です

この工程では、絹に描かれた美しい模様に自分の好きな色をつけていきます

学生たちは色を重ねる作業に真剣に取り組み、最後には金ぱくを貼って作品を仕上げました

「美しい!」という声があちらこちらで聞こえ、楽しげな笑顔で満ち溢れていました

アメリカ出身の男子学生は「金ぱくを貼る作業が本当に楽しかったです

京都の伝統工芸の丁寧さと繊細さが気に入っています」と笑顔で話していました

また、女子学生は「素晴らしい体験でした!歴史的な京都で学ぶことができて、とても嬉しいです」と感激の様子でした

このような貴重な経験を通じて、彼らは京都の伝統工芸や文化を深く学び、理解を深めていくそうです

今後も、学生たちにはさまざまな授業や体験を通じて、この美しい街の魅力を感じてもらいたいと思います

ピックアップ解説

京友禅は、江戸時代から続く京都の伝統工芸です。主に絹を使い、色彩豊かで、繊細な模様が特徴です。特に、染色には時間と手間がかかり、一つの作品が完成するまでには多くの工程を経る必要があります。留学生たちは、そんな京友禅を実際に体験することで、ただ見るだけではわからない深い文化や技術を学び、自分の目で感じています。色を重ねるたびに変わる美しさに、彼らも驚きを隠せない様子でした。

キーワード解説

  • 京友禅は、京都の伝統的な染色技術で、多くの色を使った美しい模様が特徴です。手作業で染められるため、細やかさが際立ち、オリジナルな作品が生まれます。
  • 伝統工芸とは、長い歴史を持ち、受け継がれてきた技術や作品のことです。日本の伝統工芸品は、それぞれ地域や文化に根ざした独自の魅力を持っています。
  • 文化体験とは、地域の伝統や習慣を直接体験することです。それによって、より深い理解や感動を得ることができ、自分の視野を広げる貴重な機会となります。

4月26日(土)

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