京都大学と共同で進化する人工知能ロボット技術

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京都府精華町にある国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が11日に新しい技術を披露しました

なんと、人工知能(AI)を搭載した人型ロボットがスケートボードでスラローム走行を行ったのです!これは、単に驚きの演技だけではなく、ロボットの運動性能が人間並みに進化していることを示しています

この研究は2020年に始まり、京都大学などと共同で進められています

特に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の協力を得て、ロボットが瞬時の判断で俊敏に動くための技術が開発されています

22年には特設の実験施設「ロボットスケートパーク」が設置され、実際にスケボーをする際の脳波や筋肉の動きを計測する実験が重ねられました

以前のデモではロボットは腰の動きで重心を制御していましたが、今回は新たに上半身も動かすことで、さらに自然な動きが可能になっています

サイボーグAIが計算する処理能力を活用し、1秒間に28時間分の動きを瞬時に計算することができるのです

特に人間のような動きでスケボーを操る姿は圧巻で、身長152センチ、体重約40キロのロボットが自らバランスを取り、スケボーをジグザグに走行させています

ATRの石井所長は、この研究が将来的に介護や介助の分野にも役立つ可能性があると語っています

このような最先端の技術が京都で生まれることは、本当に誇らしいことですね!京都大学との共同研究が進められ、未来の技術がさらに発展していくことを期待しています

ピックアップ解説

スケートボードは、1980年代にアメリカで始まり、若者たちの間で人気のあるスポーツです。体を使ったバランス感覚が必要で、技を決めることで自己表現としての要素も強いです。実際にスケボーをするには、足の使い方や体重移動が重要です。スケートボードの基礎を知ることで、ロボットがどのようにデータを集めて模倣するかの理解が深まります。そうした技術が、実際のスポーツに役立ち、身近な生活の中で進化していく様子がとても興味深いですね。

キーワード解説

  • サイボーグAIとは、人間の動きを模倣するために開発された人工知能の一つです。人間の脳波や筋肉の動きなどを分析して動きを学習し、より自然な動作ができるようになります。
  • ロボットスケートパークとは、ATRが設置した特設の実験施設です。ロボットがスケートボードを実際に利用できるように、運動性能の向上を目指して研究されています。
  • 瞬時の判断とは、短い時間で必要な情報を処理し、行動を決定する能力のことです。ロボットが人間並みにスムーズに動くために、AIは多くのデータを元にこの能力を向上させています。

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