
皆さん、京都には美しい景色だけでなく、深刻な社会問題も存在しています
そんな中、9月10日は「世界自殺予防デー」です
この日は、悩んでいる人への大切なサポートの仕方を知る機会でもあります
京都市では、特に若い世代を対象に、自殺予防に関する啓発活動が行われています
例えば、京都市役所では、悩んでいる人への対処法を紹介するパネル展示が行われています
この展示では、身近な人が悩んでいるときに「眠れていますか?」とか「何か力になれることはない?」といった普段通りの声かけが大切であることが強調されています
実際、京都市では、昨年一年間で自殺で亡くなった人は196人に上り、特に10代から30代の若い世代の死亡原因としてもっとも多いのが自殺です
これを受けて、京都市では大学生などに向けて設けているアプリを通じて、「ちょっと休もう
つらい時は弱音を吐いたっていい
誰かに話を聞いてもらいませんか?」というメッセージを送信しました
このように、悩みを抱えることを恥ずかしいこととせず、勇気を持って話すことが大切です
さらに、「京都市こころの健康増進センター」の上田遥香さんは、相談することが問題解決の第一歩になることを強調しているので、気軽に相談してみてください
そして、京都では電話相談窓口も設けられており、24時間対応する京都府の「京都府自殺ストップセンター」(電話番号: 0570-783-797)や、平日に相談を受け付ける京都市の「きょう こころ ほっとでんわ」(電話番号: 075-321-5560)があります
身近な人が悩んでいる時には、声をかける勇気を持ち、そして自身も誰かに話すことを忘れないでください
京都の皆さん、共に支え合いましょう
自殺予防デーは、WHO(世界保健機関)が定めた日で、全世界で自殺防止活動が行われる特別な日です。なぜこの日が選ばれたかというと、自殺が多くの国で深刻な問題であるためです。自殺によって人々が失う未来は計り知れません。京都でも若い人の自殺が増えており、彼らを支えるための取り組みが進められています。自分の気持ちを話すことの大切さを知り、少しでも支え合える社会を目指しています。
- 自殺とは、自分の命を自ら断つ行動を指します。心理的な危機が背景にあることが多いです。
- 相談とは、自分の悩みや問題を他人に話し、助けやアドバイスをもらう行動のことです。相談することで、自分の気持ちを整理する助けになります。
- 悩みとは、心を痛めたり、思い悩んだりする事柄を指します。誰もが持つもので、他者に話すことで軽くなることがあります。
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