最近、京都市に住む10歳の男の子が利用していた動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で、たくさんのお金を使ってしまったというニュースが話題になりました
この男の子は、配信者にお金を贈るための「投げ銭」として、約370万円ものお金を使ったのです! 彼は、未成年の兄2人のスマートフォンを使い、たくさんの「コイン」を購入したそうです
このような高額課金は、ちょっと怖いと感じるのは私だけでしょうか?
弟の家族は、この多額の課金に気付いてすぐに行動しました
消費生活センターに相談し、アプリを運営する会社「バイトダンス」や決済システムを提供する「アップルジャパン」に約280万円の返金を求める訴えを起こしたのです
返金を求める理由は、未成年者が親の同意なしに契約した場合、民法によって取り消せるからです
しかし、アプリの年齢確認が不十分だったために、男の子が自分の年齢を偽っても責任が問われないとの主張もしています
大人と偽るのは危険!
年齢確認の仕組みというのは、とても大事です
大人になりきってアプリを使うことで、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります
男の子の代理人弁護士は、サービス提供者にもっと責任を持ってほしいと感じています
子どもたちを守るために、年齢確認を厳格に行い、高額課金への返金対応をしてほしいという意見は、私たち大人にも考えてもらいたい問題です
「投げ銭」とは、動画配信者に対して視聴者が金銭を贈る仕組みです。テレビの視聴者がファンレターやお金を送るような感覚に近いですが、インターネット上で行うものです。最近では、YouTuber(ユーチューバー)やTwitch(ツイッチ)など他のプラットフォームでも用いられ、多くのクリエイターが収益を上げています。特に若い世代が利用することが多く、楽しむ一方で、適切な利用が求められます。
- 未成年者とは、法律上で成人と認められていない18歳未満の人のことです。一般的に、未成年者は大人と同じ権利を持っていないため、契約などについては親の同意が必要です。
- 年齢確認とは、特定のサービスを利用する際に、利用者の年齢を確認するプロセスです。例えば、飲酒やタバコの販売、オンラインのゲームなどで必要とされ、未成年者がサービスを利用することを防ぐために行います。
- 高額課金とは、特定のサービスや商品に対して、通常よりも高い金額を支払うことを指します。最近のスマホアプリでは、ゲーム内アイテムやサービスを買う際に、多額のお金を使うことが増えてきており、注意が必要です。
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