
京都市の伏見区と久御山町にまたがる田んぼでは、今年の 早場米(はやばまい)の刈り取りが始まっています
早場米は、通常の米よりも早く収穫できる種類の米で、特にこの地域では重要な作物となっています
特に、この時期注目されているのは、京都市伏見区向島にある専業農家、松岡均さん(65)の田んぼです
彼は19日に初めての刈り取りを行いました
松岡さんは息子の匡治さんと協力して、金色に輝く稲穂をコンバインで刈り取りながら、軽トラックの荷台に積み込む作業をしていました
松岡さんは、昨年は暑さのため、極早生の「ハナエチゼン」という種類の米があまり収穫できませんでした
そこで、今年は「はえぬき」という新しい品種に切り替えたそうです
この新しい品種は、水をこまめに入れながら育てた結果、大きな粒の米に仕上がり、平年並みの収穫が期待できるとのことです
松岡さんは「ぜひ、とれた新米を多くの人に味わってほしい」と声を弾ませていました
収穫が終わった後は、秋に「聖護院だいこん」の栽培を行う予定です
このだいこんは、京都の伝統的な野菜の一つで、特にふろふき大根として有名です
早場米(はやばまい)は、日本の稲作の中で特に早く収穫できる品種です。通常、通常の米よりも約1ヶ月早く収穫が可能で、京都では特にこの米が愛されています。関西地方では、豊かな味わいと甘さが特徴とされ、食卓での需要も高いです。地元の料理では、鮮やかな色を活かしたお寿司や、丼ものといったメニューが多く見られます。早場米は地域の農家の努力によって育てられ、その味を楽しむことで地域の活性化にもつながっています。
- 早場米とは、一般的な米より早く成長する品種のことです。通常は夏から秋にかけて収穫されますが、早場米は早くて夏に収穫できます。
- 聖護院だいこんとは、京都の伝統的な大根です。大きくて丸い形状が特徴で、甘みが強く、食べごたえがあります。
- コンバインとは、田んぼで米を収穫するための機械です。刈り取った稲を脱穀(だっこく)し、米を取り出すことができます。
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