京都の街は、今まさに祇園祭の熱気に包まれています
18日午前11時半ごろ、京都市中京区三条通新町東入ルの路上で、祇園祭後祭の「鷹山」の建設中に不幸にも木材の一部が破損してしまいました
しかし、幸いにもけが人はなく、安全が確認されています
この「鷹山」は、松の木とそれを支えるヒノキの丸太を使い、その高さは約18メートルにもなります
特に、真松(しんまつ)と呼ばれる立て方では、櫓を横倒しにし、その中心に松を入れてから、綱で引き上げる技術が使われます
これは「真松立て」と呼ばれる工程で、御神体を安全に立てるための重要な作業です
今回は、丸太の根元が裂けてしまったため、作業を一時中断しましたが、保存会は裂けた部分を約1.5メートル切り取り、すぐに作業を再開しました
この勇敢な努力により、24日に行われる後祭の山鉾巡行では、少し低いが美しい鷹山が都大路を進む予定です
地域の皆で力を合わせて、祇園祭を盛り上げていきたいですね
ピックアップ解説
真松立ては、木材の構造をしっかり支えるための重要な技術です。一般的には木材を使うときは、まず根元をしっかり支えることが大切です。特に、祇園祭ではその高さが魅力で、多くの観光客が訪れる理由の一つでもあります。普段は私たちが目にすることのない技術ですが、こうした細部にまで気を使うことで、祭りが成功するのですね。
キーワード解説
- 鷹山は、祇園祭で使われる山鉾の一つで、特に印象的な松の木を使った装飾が特徴的です。
- 祇園祭とは、京都の八坂神社を中心に行われる日本三大祭りの一つで、毎年7月に行われます。豪華な山鉾が街を巡ります。
- 真松とは、祇園祭に使われる松の木のことで、特に壁や支柱を作る際に使用され、非常に重要な役割を果たします。
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