皆さん、こんにちは!京都の夏の風物詩といえば、やはり祇園祭
今年もその季節がやってきました
特に注目すべきは、7月の前祭に行われる山鉾巡行です
私たちの地元、京都の伝統文化を守り続けるため、少しでも多くの方々にこの素晴らしさを伝えていきたいと思います
曳き初めで祈りを込める
7月17日に行われる祇園祭前祭の山鉾巡行を前に、12日に行われた「曳き初め」
これは、組み立てた鉾を試験的に曳く行事です
特に、鶏鉾は昨年、巡行中にアクシデントがあり、左側の後方車輪が剥がれてしまい、やむを得ず途中で引き返さざるを得ませんでした
今年はその教訓を活かし、無事に終わることを願っています
神事とともに行われた試験曳き
曳き初めは午後1時半から始まり、修理を終えたばかりの鶏鉾が前に据えられ、神事が行われました
関係者の皆さんは、巡行の無事を心から祈っていました
その後、近隣の洛央小学校の児童や浴衣を着た池坊短期大学の学生が参加し、「エンヤラヤ―」という掛け声のもと、鉾がゆっくりと動き出すと、沿道からは歓声が上がりました
子どもたちの元気な声が響く中、地域とのつながりを感じる瞬間は、本当に心温まるものです
伝統を守る思い
鶏鉾保存会の坂本篤史代表理事は、「普通に朝、町内を出て戻ってくるというのが当たり前でしたが、去年はそれができなかった
だから今年は必ず無事に戻ってこられるように願っています」と語りました
この言葉からも、強い思いが伝わってきますね
動く美術館
17日の前祭では、「動く美術館」と称される山鉾23基が華麗に都大路を進みます
毎年、たくさんの観客が訪れ、京都の伝統文化を感じる貴重な機会です
皆さんもぜひ、祇園祭を体験しに来てください!
「曳き初め」とは、山鉾を試しに曳く初めての行事で、祇園祭の重要な一部です。これは、鉾が無事に巡行することを祈るためのものでもあります。京都では、小学生や学生が浴衣を着て参加し、地域の伝統を学ぶ貴重な経験でもあります。参加することで地域への愛着も増し、大人になった時にこの文化を次世代に引き継ぎたいという思いが芽生えます。
- 鶏鉾は、祇園祭に参加する山鉾のひとつで、鶏の形をした装飾が特徴です。毎年、地元の人たちによって手作りされ、地域の誇りです。
- 曳き初めとは、祇園祭の山鉾を試しに曳く行事で、安全を確認する重要なイベントです。地域の人々が参加し、伝統を守る大切な機会です。
- エンヤラヤーとは、祇園祭の曳き初めや巡行で掛ける掛け声です。この声は、鉾を曳く際に士気を高めるために利用されます。沿道の人々もこの声に応じて盛り上がります。
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