最近、アメリカの第47代大統領にドナルド・トランプ氏が就任しました
このニュースはさまざまな影響を京都にもたらす可能性があります
特に観光地として有名な嵐山や、地元の酒造会社にとって心配な材料が増えていると言われています
今回は、これらの観点からトランプ氏の政策が京都にどのような影響を及ぼすかを見ていきましょう
観光業への影響
京都の観光関係者の中には、トランプ氏の就任が円相場に影響を及ぼし、外国からの観光客数にも影響するのではないかと懸念する声が上がっています
例えば、嵐山では、外国人観光客が最も多く訪れる場所のひとつですが、アメリカからの宿泊客が昨年度は77万9000人を超え、全体の14.5%を占めています
これは、トランプ氏の政策によって円安が進むことで、逆に外国人観光客がふえやすくなる状況が意味されます
しかし、仮に円高になった場合、彼らの訪問回数が減るかもしれないという心配があります
インバウンドの影響
嵐山商店街の石川恵介会長は、「新型コロナの影響で苦しんだ後、今は円安の恩恵を受けている
もし円高になれば、外国人観光客が減り、財布のひもも固くなる」と述べています
これが観光業全体に悪影響を及ぼす可能性があるのです
伏見の酒造業界への懸念
一方、伏見の酒造会社にはさらなる懸念が寄せられています
「増田※徳兵衞商店」の会長である増田さんは、「アメリカの関税引き上げが実際になると、好調な輸出が減速するのではないか」と危惧しています
日本酒は、国内の消費量が減りつつある一方で、海外での人気が高まっています
例えば、昨年度の日本酒の輸出金額は411億円と、10年で4倍に増えています
未来の展望
増田さんは、アメリカでの販売価格が輸送コストを含めると国内の3倍ほどになってしまうため、関税が更に上昇すると生産者にとっては厳しい状況になると考えています
しかし、「技術を向上させ、世界の人においしい酒を飲んでもらうしかない」と冷静な姿勢を崩しません
まとめ
京都観光や酒造業界に広がるトランプ氏の就任による不安
それぞれの業界がどのように変化に対応していくのか、今後の動向が非常に気になるところです
日本酒は、特に京都が有名ですが、最近のトレンドは海外でも非常に人気です。伏見の酒造会社では、昨年度の輸出金額が411億円に達し、非常に好調とはいえ、アメリカの関税引き上げの影響が懸念されています。日本酒の技術力を活かして、海外での販路拡大を目指している酒造業者たちが、どのようにこの逆風を乗り越えていくのかが注目されます。
- 関税とは、輸入品にかかる税金のことです。これは輸出入における価格を調整し、国内産業を守る役割があります。
- インバウンドとは、外国から訪れる観光客のことです。観光業において、外国人のお客さんからの収入は特に重要です。
- 観光地とは、人々が観光目的で訪れる場所のことです。京都には有名な寺院や神社など、魅力的な観光地がたくさんあります。
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