京都文化博物館で開催中のガラス装飾品展示

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京都文化博物館で開催中のガラス装飾品展示

今、京都の博物館でとても面白い展示が行われています

なんと、丹後地域の古墳から出土したガラスの装飾品がたくさん紹介されているのです

個々のガラスの美しさを通じて、古代の丹後の人々の生活を感じることができる素晴らしい機会です

京都文化博物館での特別な企画展

京都市中京区にある京都文化博物館で開催されているこの企画展では、丹後地域の墳墓や古墳から出土した約60点の貴重な遺品が展示されています

これらの装飾品は、当時の人たちの文化や交流を知る手がかりとなります

美しいガラスの首飾り

特に注目したいのは、京丹後市の左坂墳墓群から出土した水色のガラス小玉の首飾りです

その小玉は、一つ一つ大きさや色が違い、細やかな工夫が凝らされています

これらのガラス玉は、当時外国との交易によって手に入った貴重品であり、丹後地域の有力者たちがどれほど豊かであったかを示しています

デザインの変化

また、谷垣古墳群から出土した別の首飾りも注目です

この首飾りは、めのうのまが玉や緑がかった円筒形のガラスを使っており、当時の装飾品のデザインがどう変わっていったのかを知る手がかりとなります

デザインが豊かになることで、文化も発展していったことがわかります

博物館学芸員の想い

京都文化博物館の学芸員、山崎頼人さんは、この展示を通じて「朝鮮半島や中国大陸との交流を通じて持ち込まれたガラスを使って、色とりどりの装飾品にしていた昔の丹後地域を想像して楽しんでほしい」と語っています

私たちも、歴史を感じながら、その美しさを楽しみたいですね

展示会の情報

この企画展は、来月7月13日まで開催されていますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?歴史を学びながら、古代のアートに触れる素敵な機会です!

ピックアップ解説

「古墳」とは、古代における埋葬のための大きな土の塊や丘のことを指します。古墳は日本の歴史において非常に重要な位置を占めており、特に京都周辺には多数の古墳があります。古墳がつくられた理由の一つは、当時の支配者や有力者が自らの権力や地位を示すためです。発掘されたものからは、当時の生活や文化が窺えるさまざまな遺物が出てきます。これらの古墳は、今の私たちがその時代を知るのに大切な手がかりです。

キーワード解説

  • ガラスは、シリカ(砂)を主成分とする透明な固体です。古代の人々は主に、熱を加えることでガラスを作り、水飴のように柔らかい状態で成形して、美しい装飾品を作りました。
  • 交易とは、異なる地域や国同士で物やサービスを交換することです。古代の日本でも、海外との交易が行われており、特に中国や朝鮮半島との関係は重要でした。この交流によって、さまざまな文化や技術が日本に伝わりました。
  • まが玉とは、古代の日本で作られた玉石の一種で、主に装飾品として使われました。この形状は、宗教的な意味合いを持つことが多く、古代人にとって特別な存在だったとされています。

6月28日(土)

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6月29日(日)

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