
京都の左京区にある鞍馬寺で、毎年恒例の竹伐り会式が開催されました
このイベントは、自然に感謝しながら未来の収穫を占う重要な伝統行事です
竹を切る行動が今年の豊作を占うという意味を持ち、私たち京都の文化に深く根付いています
竹伐り会式とは?
竹伐り会式は、およそ1100年前に鞍馬寺の創設者の一人である峯延が、大蛇を退治した故事に基づいている行事です
毎年6月20日に行われ、たくさんの人々が集まる盛大なイベントです
当日の様子
今年も多くの人が鞍馬寺に集まる中、午後2時に式が始まりました
まず、法師たちは竹を4メートルに切り揃える「竹ならし」を行いました
この工程は、竹が太くて長いことが特徴で、切り始める前の重要な準備です
その後、雅楽と舞が奉納され、これからの競争を盛り上げます
法師たちは「近江座」と「丹波座」という2つのグループに分かれ、竹を切る速さを競い合いました!
勝負伐り!
竹伐り会式のメインイベントは「勝負伐り」です
竞争中、法師たちは、竹を勢いよく切り進め、先に6等分した方が勝ちとなります
今年は特に盛り上がり、早さを競う法師たちの姿に多くの参拝者が目を奪われました
結果
結果は「丹波の勝ち~」!今期は丹波座が約25秒で勝利を収め、今年の豊作が期待されています
竹伐り会式は、ただ竹を伐るだけの行事ではありません。この儀式は、京都の人々にとって自然との共生を象徴する大切な行事です。竹は日本の文化にとって身近な存在で、古くから神聖視されてきました。特に鞍馬寺の竹伐り会式では、竹を通じて自然への感謝を表現する意味があります。毎年竹を伐ることで、収穫の運を占うこの行事は、ただのイベントではなく、歴史や文化の深みを感じさせてくれます。
- 竹伐り会式とは、京都の鞍馬寺で毎年行われる伝統的な行事で、竹を切ることで豊作を占います。
- 峯延とは、鞍馬寺の創設者の一人であり、彼の伝説に基づくイベントが竹伐り会式です。
- 雅楽とは、日本の伝統的な音楽であり、竹伐り会式では神聖な舞と共に奉納されます。
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