亀岡市と南丹市の水道予納金返還問題

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亀岡市と南丹市の水道予納金返還問題

水道の新規契約時に預ける「水道予納金」の返還が、亀岡市と南丹市で課題となっています

この予納金制度は、水道料金の支払いを担保するために市が預かり、契約者が解約する際に返還する仕組みでした

しかし、長年経過しているため、未返還の金額が大きくなり、返還作業が難航しています

亀岡市では2007年、南丹市では2018年にこの制度が廃止されました

しかし、亀岡市では800万円、南丹市では1800万円が未返還という困難な状況が続いています

たまっているお金のうち、南丹市では約95%が返還されていないため、市民の皆さんには懸念があります

南丹市では、旧町の帳簿が散逸しているため、どの納入者に返すかの確認が難しい状況です

記録をさかのぼって確認するも、故人の名前が多く、現契約者との照合も時間がかかっています

市の上下水道部の方は「数日かけて1件分がわかる程度」と述べ、苦しんでいる様子です

また、亀岡市では6700万円が一度に返還されたものの、その後は動きがすくなく、まだ800万円が残っています

特に、名義が代替わりしたケースでは、相続確認が必要になるため、対応に時間がかかる見込みです

市としても早期の返還に努めているものの、消滅時効を見込むと急がなければなりません

この予納金制度の廃止は、全市的な公平性を求めた結果でもあります

これからも、亀岡市と南丹市がこの課題に立ち向かい、市民に返還されることを期待したいと思います

ピックアップ解説

水道予納金とは、契約時に支払いの担保として市が預かるお金です。この制度は、水道料金の徴収漏れを防ぐために導入されましたが、長年経つと未返還となるケースが増えます。特に亀岡市では、廃止後にたまったお金の返還が難航しており、市民の関心も高い話題です。

キーワード解説

  • 予納金とは、水道料金の支払いを担保するための制度で、市が契約者から預かり、解約時に返す仕組みです。料金未払いを防ぐ目的があります。
  • 上下水道部とは、一般的に市町村が水道事業や下水事業を運営するための部門です。水の供給と排水処理を担当しています。
  • 消滅時効とは、一定の期間が経過すると、権利が消滅する法律の制度です。市町村の返還義務も、この時効が適用されることがあります。

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