
最近、京都でも特殊詐欺の被害が増えてきています
この機会に、私たちの安全を考えてみましょう
国際電話からかかってくる詐欺の電話に対抗するため、京都市内で警察が特別な催しを開きました
この催しは、7日に中京警察署が主催し、JR二条駅前に特設ブースを設けました
ブースでは、固定電話に国際電話がかかるのを防ぐための申請書が用意されており、参加者が記入すると警察官が郵送してくれる仕組みです
訪れた人たちは、自分や家族を守るために次々と申し込みを行っていました
実際、京都府内では特殊詐欺の被害総額が今年の3月末時点で3億5000万円に達しており、前の年のおよそ1.7倍にもなっています
この中で「+」と国番号からの電話による被害が多くを占めているとのこと
特に、多くの人々が被害に遭っていることを受けて、70代の女性も「普段は自宅の電話を留守番電話にするなどの対策をしていますが、これで電話がかかってこなくなるのは助かります
」と話していました
中京警察署も、今後は地元のスーパーなどで特設ブースを設ける予定で、さらには警察官が地域の家庭を訪問し、手続きを呼びかけることも計画しています
安田正樹生活安全課長は「電話に出てしまうと、防犯意識が高い方でも巧妙な誘導に引っかかってしまうことがあります
国際電話の利用を休止することで、被害に遭わないような環境を整えていきたい」とコメントしています
国際電話とは、海外にいる人と電話をするための方法です。日本の電話番号から「+」と国番号をつけてかけることで、さまざまな国の人々と話すことができます。しかし、最近ではこの国際電話を利用した詐欺も多発しています。特に高齢者を狙った詐欺が増えており、電話で架空の請求や金融商品の勧誘が行われています。このため、京都では国際電話の利用を停止する手続きを警察が呼びかけています。国際電話の危険を理解し、気をつけることが大切です。
- 特殊詐欺とは、主に電話を使って行われる詐欺のことです。これには、架空の請求や誘導を行ってお金を騙し取る手口が含まれます。
- 国際電話とは、海外の電話番号にかけるための電話のことです。国を指定するために、電話番号の前に国番号をつけてかけます。
- 防犯とは、犯罪を未然に防ぐことを目的とした活動のことです。警察や地域社会が協力して、犯罪を減らすための取り組みを行います。
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