
向日市で行われた新たな交流会が、地域住民の防災意識を高めるきっかけとなりました
この会は、京都府の市民団体「チーム防災OTOKUNI」が主催し、聴覚に障害のある方々との対話を通じて、日常生活や災害時の不安について話し合いました
こうした交流は、向日市の福祉会館で行われ、計16人の方が参加しました
参加者の中には、中途聴覚障害をお持ちの52歳の男性がいました
彼は、コンビニでのやりとりに苦労していることを話され、具体的には「レジ袋が必要かや、ポイントカードの有無といった質問に応えるのが難しい」と言いました
さらに、周囲に「口の動きを理解してもらうためにマスクを外してほしい」とお願いし、身振りを使ったコミュニケーションの重要性を強調されました
このような声は、聴覚障害を持つ人々の生活やコミュニケーションに対する理解を深める貴重な意見です
また、健常者とのコミュニケーションの際、「聞こえないことを相手に伝えると、相手が対話をあきらめてしまうことがある」と語り、相手に寄り添った対応を求めていました
こうした課題を話し合う場を持つことが、京都をより良い街にするための取り組みの一環と言えるでしょう
そして、チーム防災OTOKUNIの代表・中川久徳さん(71)は「地域の人間関係が疎遠だと、いざという時に困る」と強調し、地域全体で防災に備える必要性を訴えました
これは、災害が多い日本において非常に重要な視点です
地域の団結があれば、助け合いが生まれ、それが災害時の大きな力になると感じました
聴覚障害のある人々は、日常のコミュニケーションにおいて特別な配慮が必要です。例えば、手話と呼ばれる言語は、手の動きを使ってコミュニケーションを取る方法です。聞こえない方や聞こえにくい方が意思疎通を図る際には非常に重要です。手話を知っている人が周囲にいることで、お互いの理解が深まり、より良い関係を築けます。京都でも手話を学ぼうという動きが増えています。これによって、障害のある人とのコミュニケーションがスムーズになり、地域のつながりが強まります。
前の記事: « 宇治市植物公園で77匹のこいのぼりが初夏に登場!
次の記事: 逆転負けに涙の京都サンガ!C大阪戦の詳細と今後の期待 »
新着記事